EC構築システムのShopifyを利用する際、手数料が気になる人もいるでしょう。どのような手数料が発生するのか、実際にどのぐらいかかるのか不安に感じている人も少なくありません。
この記事では、Shopifyの手数料について知りたい人に向けて、Shopifyのプランや手数料について詳しく解説します。Shopify導入を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。
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Shopifyのプランと費用
Shopifyにはさまざまなプランがあり、プランによって費用が異なります。ここでは、各プランの詳細な利用料金と手数料について解説します。また、初期費用が気になる人もいるでしょうが、どのプランでも初期費用は発生しないため安心です。
Shopifyの利用料金
Shopifyには3つのプランがあり、それぞれ月払いと年払いでの契約が可能です。年払いの場合、利用料が25%安くなります。
ベーシック
ベーシックとは小規模向けのプランで、Shopifyを試しに利用してみたい、ECサイトの構築や運営に初めてチャレンジするといった人におすすめのプランです。料金は、月払いで33ドル、年払いでひと月あたり25ドルです。
ベーシックではすべてのプランで利用が可能な、ECサイトの基本となる機能が搭載されています。たとえば、製品無制限や割引コードの作成、放棄されたカートの回復、複数の販売チャネル、24時間365日のサポート体制など、基本的な機能が揃っています。
スタンダード
スタンダードとは中規模ECサイト向けのプラン、その名のとおりShopifyのプランのなかではもっともスタンダードな内容でとなっています。料金は、月払いで92ドル、年払いでひと月あたり69ドルです。スタンダートプランでは、ベーシックプランで利用できるすべての機能に加えて、以下のような機能が追加で利用できます。
- ギフトカード:決済時に代金の代わりに使用できるカードコード。お礼やプロモーションでも無料配布、販売が可能
- プロフェッショナルレポート:顧客数の変化やリピーター割合などの重要な販売情報の取得が可能
プレミアム
プレミアムは大規模EC向けのプランで、ショップ運営をより効率的に行いたい、高レベルのデータ分析を行いたいといった場合におすすめです。料金は、月払いで399ドル、年払いでひと月あたり299ドルとなっています。プレミアムプランでは、ベーシック・スタンダードの機能に加えて、以下のような機能が搭載されています。
- 高度なレポートビルダー:有料広告などの流入サービスをもとに、売上追跡するなど高機能なレポート作成が可能
- 送料の自動計算:顧客が注文すると同時に最新の配送料を提示できるサービス
スタータープラン(旧:Shopify Lite)
スタータープラン(旧Shopify Lite)とは、Shopify以外のWebサイトやブログ、SNSなどに商品の購入ボタンを追加できるプランです。
設置はノーコードで行えるため、難しい作業は必要ありません。ECサイトにおける自社製品の需要を確かめたい場合や、ある程度集客できている媒体で商品をすぐに販売したい場合などに向いています。料金は5ドル/月です。
Shopify Plus
Shopify Plusは大企業や取引量の多いストア向けのプランで、販売を加速化させるための機能やビジネス管理なども行えます。料金は2,000ドル/月です。
Shopify Plus限定のアプリや機能などがあります。たとえば在庫状況の通知機能やキャンペーン自作の自動化、複数ストアの立ち上げ、スタッフアカウントの登録上限無制限などが挙げられます。また、専任の担当者によるサポートも受けられるため、効率的なECサイトの構築や運営が可能です。
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Shopifyの各種手数料について
ShopifyでECサイトを構築・運営する際には手数料がかかります。ここでは、各種手数料について解説します。
決済手数料
決済手数料とは、顧客がクレジットカードや決済サービスなどを利用し商品代金を支払ったときにかかる手数料です。決済手数料は、利用しているプランによって異なります。ここでは、Shopifyペイメント利用時の決済手数料を表にして紹介します。
Shopifyベーシック | Shopifyスタンダード | Shopifyプレミアム | ShopifyPlus | 3.40% | 3.30% | 3.25% | 3.15% | 3.90% | 3.85% | 3.80% | 3.75% |
取引手数料
取引手数料とは、商品を販売する際に外部決済サービスを利用して商品代金を受け取る場合に発生する手数料です。取引手数料については、Shopifyペイメントを利用する場合、すべてのプランで無料となります。Shopifyペイメント以外の外部サービスを利用する場合には、購買価格に対して以下の取引手数料が発生するため注意しましょう。
- ベーシック:2%
- スタンダード:1%
- プレミアム:0.5%
- Plus:0.15%
振込手数料
振込手数料とは、Shopify上で発生した売上金を自社の銀行口座に振り込む際にかかる手数料のことです。Shopifyでは、Shopifyペイメントを利用している場合、振込手数料がかかりません。振込手数料が無料のため、基本的にはShopify側で決定している入金サイクルで自動的に売上金が入金されます。
売上振込申請の手間がかからない、売上金から余計な手数料が差し引かれないため、お得に利用できます。
Shopifyの各種手数料は課税されるのか
Shopifyの利用で発生する各種手数料に税金がかかるのか気になっている人も多いでしょう。Shopifyは海外事業者であるため、非課税対象となり税金がかかりません。
各種手数料が非課税となるだけではなく、月額利用料も日本でShopifyを利用する場合には非課税となります。
ただし、国と地域によっては課税されるケースもあるため注意しましょう。
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Shopifyで発生する費用や手数料を抑えるコツ
Shopifyで発生する費用や手数料を抑えたい場合には、三つのコツを意識しましょう。
ECサイトの規模や状況によってプランを変更する
まずは、自社のECサイトの規模を把握しましょう。小規模でECサイトを運営したいと思っているのに、大規模対応のプランを契約してもあまりメリットがありません。Shopifyでは3日間のトライアルが用意されているため、これからECサイトを立ち上げるという場合は、初めに無料トライアルを利用し使用感を確認することも重要です。
また、最初はベーシックプランから初めて、サイトの売上や規模が大きくなってきたらグレードアップするなど、ECサイトの状況に合わせて契約を見直します。
年間契約で利用する
Shopifyの利用料金は、年間契約をすることで月契約より25%のディスカウントを受けられます。お試しでShopifyを利用してみたい場合は、まず月額制で契約し長く続けられると思ったら年間契約に移行してもよいでしょう。
追加したい機能はオプション契約する
上位プランにある機能を追加したい場合、グレードアップを検討する人も多いでしょう。しかし、上位プランにあるオプションを下位プランにつけてもらえる場合もあります。そのため、「上位プランにあるこの機能だけを追加したい」という場合には、問合せてみることをおすすめします。
上位プランにグレードアップするとその分利用料金も高くなりますが、オプション契約だけを追加できれば、総合的な費用は抑えられるでしょう。
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Shopify Paymentを利用するメリット
Shopifyペイメントとは、Shopifyが提供している決済サービスのことです。Shopifyペイメントは設定から販売までワンクリックで行えるため、すぐに使用できます。
また、Apple Payなどの決済サービスと連携可能となっており、ユーザーに人気のある決済方法などを設定することも可能とユーザーにとっても利便性が高いです。取引手数料が無料、管理画面内で支払いと注文が同期されるため、リアルタイムでの支払い確認が可能など、多くのメリットがあります。
Shopifyの入金サイクル
ECサイトを運営するうえで、資金繰りは非常に重要なポイントです。安定して資金を回すためには、入金サイクルが重要になるでしょう。Shopifyの入金サイクルは、顧客の支払いが完了した日の翌週の金曜日となっています。つまり、最短で5営業日後(日曜に購入した場合)、最長で11日後(月曜に購入した場合)に入金されます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
Shopifyの入金サイクルは?毎週と毎月の送金タイミングを徹底解説!
Shopifyで売れるECサイトを構築するならプロに依頼する
Shopifyで売れるECサイトを構築するには、プロに依頼するのもおすすめです。業者に依頼する場合費用はかかってしまいますが、効率的にECサイトの構築や運営ができるため、ECサイトの知識があまりなくても安心です。費用相場はサイトの規模によって異なりますが、小規模サイトなら30~100万円程度になります。
ShopifyでECサイトを構築するのなら、「BiNDec」がおすすめです。構築から運営までトータルサポートでき、売上向上や集客アップを実現できるなど、多くのメリットがあります。
まとめ
Shopifyを利用する際には、プランごとの利用料金だけでなく、決済手数料などさまざまな費用が発生するため、あらかじめ把握しておくことが大切です。自社のECサイトに合ったプランを選ぶ、年間契約をするなどして、費用を抑える工夫をしましょう。また、これからShopifyでECサイト構築をする場合には、プロに依頼するのがおすすめです。
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