[来社レポート]Shopify本国よりWEBLIFEへ|グローバル目線から見た日本のEC課題

マルチチャネルコマースプラットフォームを提供するShopify本国およびShopify Australiaのメンバーが、日本のEC市場についてディスカッションするため、WEBLIFEオフィスにご来社されました。

Shopifyメンバーとのディスカッションから、WEBLIFEが考えている日本のECの未来と課題、Shopifyのパートナー企業としてどう進むべきなのかをご紹介します。
ご来社いただいたShopifyメンバーの皆様とWEBLIFE代表の山岡
(写真左から)
Shopify Japan GM 徳満 泰彰 氏
Shopify Australia APAC Managing Director Shaun Broughton 氏
WEBLIFE CEO 山岡 義正
Shopify CRO Bobby Morrison 氏
Shopify VIP Zameer Masjedee 氏
Shopify Chief staff of CRO Fazlin Bandali 氏

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日本のトップパートナー企業として

Shopifyでは、ECサイトの構築、テーマやアプリの開発を行う外部の企業と連携しながら、Shopifyの利便性やシェアを高めるためのパートナー制度を設けています。

ShopifyパートナーにはShopifyエキスパートと、さらに上位に位置付けられるShopify Plusパートナーがあり、WEBLIFEは豊富な知識と実績があるとして認められるShopify Plusパートナーに認定されている数少ない企業です。国内で多くの収益を上げているECの立ち上げ、運用支援の実績を評価されています。
Shopify パートナープログラム|ECサイトの構築やアプリの開発などマーチャントをサポートするパートナーシップ

今回の来社では、日本のEC市場の可能性に注目されているShopifyメンバーの皆様と課題を共有し、それらを解決していくためのWEBLIFEの考えをお話ししました。

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独自のカスタマイズが日本のEC化率に影響

世界のEC化率(全てのBtoC事業がどのくらいEC化されているかの指標)において、アメリカで19%、中国で44%、世界全体では19.6%とされている中で、日本は未だ8%余りと先進国の中では低水準と言われています。
世界のBtoC-EC市場規模の推移と予想(単位:兆USドル)
※経済産業省 令和3年度 電子商取引に関する市場調査報告書
国内でなかなかEC化が進まない理由としては様々ありますが、WEBLIFEが注目しているのは、日本固有の過剰カスタマイズによる弊害です。
フルスクラッチやカスタマイズありきのパッケージシステムではコストやリソースの面で様々な負担が発生し、EC事業が停滞するリスクが多く見受けられます。
過剰なカスタマイズはコスト高や属人化を招く

そうしたECの課題を変革するため、適応分析やシステムに順応した運用を提案し、ShopifyのECエコシステムを日本で大きく循環させたい、というのがWEBLIFE代表の山岡の考えです。

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WEBLIFEが理想とする日本のEC構築プラン

EC構築期間が長期化する日本と世界のギャップ

日本では、Shopify Plusを利用するような大規模なECサイトを構築するのに企画開始からローンチまで1〜2年かかるケースもあります。
その一方で、Shopifyの本国であるカナダでは、大手書店のECサイトが想定外のトラブルでダウンした後、Shopifyによって3日間で新しいサイトを立ち上げた例もあるほど、短期間でECサイトをローンチしています。

山岡が海外のShopifyイベント等でコミュニケーションする中でも、構築にかかる時間については「信じられない」という声が上がるほど、日本と大きなギャップがあります。
ECの機能を開発する技術やマーケティングのトレンドは日々進化しており、構築期間が長くなるほどそれらに遅れをとるため、望ましくありません。

EC市場の変化に適応するための短期間ローンチの必要性

ブランディングのためのデザインの作り込みや、外部システムとのデータ連携など、EC構築にある程度の期間を必要とすることはやむを得ない事情があります。

WEBLIFEではなるべく短納期でECを構築するため、まず第一フェーズで必要最低限の機能を搭載したECをローンチし、テストマーケティングを経て、第2フェーズ・第3フェーズでPDCAを回しながら完成させていくプランを重視しています。
ここが今回のディスカッションでも、変化が多い現在のEC市場にとてもマッチしている、と共感が高まったポイントです。

日本の商習慣に合わせたベストなEC構築パターンを推進

WEBLIFEでは、Shopify構築・運用サービスの「BiNDec」を展開しています。
BiNDecのミッションは、ECサイト構築の際にsections化(=パーツ化)によるデザイン工数を短縮しつつ、20年以上培ってきた勝ちパターンをパッケージ化していくことです。

旧態依然としたECパッケージから、施策をトライしやすい新たなECの仕組みに組み替えていくマイグレーション戦略を具体的に落とし込み、Shopifyへのスムーズなリプレースプランを作るなど様々な仕組み化を進めています。

BiNDec(バインド・イーシー)|構築から運用までECの成長をトータルサポート

たとえば、作業工数の多い外部データ連携についても、あらかじめ外部データ連携の土台型めをしておくなど、極力スムーズに対応できるルール作りをして、資金的・時間的コストを抑えたECを実現しています。

そのほかにも、AI技術を使ったオートメーションや配送コストの削減など、EC事業がより活発化していくためのアイディアをディスカッションしました。

WEBLIFEでは、今後もShopifyとの協力体制を組みながら日本の新しいECの在り方を模索し、課題に積極的に取り組んでいきます。

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POINT

  • 日本のEC市場の現状や今後の展開についてShopifyメンバーがWEBLIFEに来社
  • 世界のEC化率の割合からも、日本のECのビジネスモデル変革が必要
  • 短期間でローンチし、PDCAを回しながら完成させていくプランが市場にマッチする

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