Shopifyとカラーミーショップの機能&料金比較。自社ECサイトへの適正を6つのポイントでチェック!

Shopifyとカラーミーショップの機能&料金比較。自社ECサイトへの適正を6つのポイントでチェック!

技術的な知識やスキルがなくてもECサイトを開設できるサービスは数多くあります。ECサイトを始めたいと思っても、どのサービスで開設すればよいのか迷っている方のために、この記事では特に日本でシェアの高い「Shopify(ショッピファイ)」と「カラーミーショップ」について、6つの比較ポイントでご紹介します。ご自身の状況に合わせてどちらがよいか検討してみてください。

Shopifyとカラーミーショップの特徴と共通点

Shopify(ショッピファイ)とカラーミーショップは、どちらも日本での売上実績が高い人気のECサイト構築サービス。まずは大まかな特徴と共通点を見ていきます。
日本で人気の2つのECサイト構築サービス、Shopifyとカラーミーショップ

主要な特徴比較

Shopify カラーミーショップ
運営会社 Shopify Inc.(本社はカナダ、日本法人あり) GMOペパボ株式会社(日本企業)
サービススタート年月 2004年9月(日本への参入は2017年) 2005年2月
最低月額料金 Basicプラン:3,650円/月
※最初の3ヶ月は150円/月
出典:料金プラン(年払いのひと月あたりの料金)
レギュラープラン:4,950円/月
※30日間無料体験あり
※初期費用3,300円が別途必要
出典:プラン一覧
対応決済手段 公式の決済サービス「Shopifyペイメント」を利用することで、クレジットカード決済、電子マネー決済等の決済手段を簡単に導入が可能。外部決済サービスとの連携の拡張性が高く、海外への展開がしやすい選択肢が充実。 公式決済サービス「カラーミーペイメント」を利用することで、クレジットカード決済、電子マネー決済等決済手段の一括導入が可能(審査あり)。コンビニ決済、キャリア決済など、日本の商習慣に合った決済方法が充実。
決済手数料 Basicプランの国内カード決済:
売上の3.55%
レギュラープランの決済:
売上の3.4%~
選べるテーマ
(デザイン)の数
無料:14点
有料:227点
※2025年3月調査
出典:Shopifyテーマ
無料:13点
有料:16点
※2025年3月調査
出典:テンプレート一覧
選べるアプリの数 13,000種類以上(無料、有料含む)
出典:Shopifyアプリストア
80種類以上(無料、有料含む)
出典:Color me アプリストア

機能や運用の共通点

Shopifyとカラーミーショップは以下の点で共通しており、開発などの知識がなくてもECサイトを構築できることが人気となっています。

  • 月額料金が安価で、比較的低コストで運用をスタートできる
  • 開発の知識が不要で、アカウント登録をすれば利用ができる
  • SNSなど他のメディアへの連携機能があり、ECサイトの存在を他に拡散しやすい
  • あらかじめ用意されたテンプレート(テーマ)があり、スマホにも対応したデザインを反映できる
  • 「アプリ」を導入することで機能を拡張することができる
  • ECサイトの状況や要望に応じたデザインカスタマイズができる

この先、両者の違いについて詳しく見ていきます。

ShopifyとカラーミーショップのEC構築・運用における6つ比較

Shopifyとカラーミーショップの違いについて、価格、拡張機能、デザイン、サポート、SNS・広告との連携、海外向けの販売の6つのポイントでまとめました。

比較ポイント1:価格

運用費は大きく以下の3つにわけられます。この3つに関して比較していきます。

  • サービス利用料(月額)
  • 決済手数料
  • アプリやデザインの利用料

サービス利用料(月額)

両者とも、ECサイトの売上規模や機能、サポート対応などで月額料金が異なるプランを展開しています。(2025年3月調査)

<Shopify>

月払いのほか、年間一括払いの選択ができ、25%オフになります。また、いずれのプランも3日間の無料トライアルに加えて、最初の3ヶ月間は月額150円で利用できます。(Plusプラン以外)

  • Basicプラン:4,850円/月(年払いは、3,650円/月)
  • Shopifyプラン:13,500円/月(年払いは、10,100円/月)
  • Advancedプラン:58,500円/月(年払いは、4,4000円/月)
  • Plusプラン:2,500USD〜/月(3年契約の場合は2,300USD〜/月)

出典:料金プラン

<カラーミーショップ>

初期費用、利用料が0円の「フリープラン」も用意されています(決済手数料が割高になっています)。30日間、「レギュラープラン」の機能で無料お試しが可能です。

  • フリープラン:初期費用0円、利用料0円/月
  • レギュラープラン:初期費用3,300円+利用料4,950円/月
  • ラージプラン:初期費用3,300円+利用料9,595円/月
  • プレミアムプラン:初期費用22,000円+利用料35,640円/月

出典:プラン一覧

決済手数料

両者とも、売上に対して数%の手数料が発生します。選択したプランや決済手段に応じて決済手数料が異なります。ここでは、1取引あたりの手数料で代表的なものを取り上げます。

<Shopify>
  • Shopifyペイメントでの国内カード決済:2.9%(Plusプラン)~3.55%(Basicプラン)
  • Shopifyペイメントでの国際カード決済:3.75%(Plusプラン)~3.9%(Basicプラン)
  • 外部サービス取引手数料:0.2%(Plusプラン)~2%(Basicプラン)+各外部サービスの利用料

出典:料金プラン

<カラーミーショップ>
  • クレジットカード決済:2.99%(プレミアムプラン)~3.4%(レギュラープラン)
  • コンビニ決済:165円~(全プラン共通)
  • Amazon Pay:3.9%(全プラン共通)
  • PayPay決済:3.45%+月額2,200円(レギュラー、ラージプラン)、3.45%(プレミアムプラン)

参考:プラン一覧

アプリやデザインの利用料

両者とも、機能拡張ができる「アプリ」や、ECサイトへのデザインを反映する「テンプレート(テーマ)」があり、無料版と有料版が存在します。ここでは有料版のおおまかな金額を見ていきます。

<Shopify>

国内で人気のものでは以下の範囲のものが多くなっています。アプリについては従量課金や買い切りなどのものもあるため、詳細は各アプリの情報を参考にしてください。テーマについては1回で買い切る形となっています。

  • アプリ:$20USD~$50USD/月
  • テーマ:$250USD~$400USD(買い切り)

出典:ShopifyアプリストアShopifyテーマ

<カラーミーショップ>

アプリによって販売額が異なるため、ここでは公式のアプリ、テンプレートの価格を見ていきます。

  • Instagramショッピング連携アプリ:550円/月
  • カスタムオプションアプリ:1,100円/月
  • 予約販売アプリ:5,500円/月 ※レギュラー、ラージプランのみ。プレミアムは無料
  • 有料テンプレート:22,000円~38,500円(買い切り)

出典:Color me アプリストアテンプレート一覧

比較ポイント2:拡張機能

両者とも、「アプリ」を導入することでECサイトの機能を強化できる柔軟性があります。公開数としてはShopifyのほうが圧倒的に多くなっており、世界各国で多くのアプリベンダーが開発しているのが特徴です。

<Shopify>

公式およびアプリベンダー製の13,000以上のアプリが登録されています。一般的な機能については無料公式アプリが充実しており、これらを導入するだけでもかなりの範囲で拡張ができます。また、定期販売やクーポン、マーケティング分析などに関連したアプリも充実しています。

<カラーミーショップ>

2025年2月現在で80種以上のアプリが登録されていると公式発表されています。SNS連携、マーケティング分析、海外販売機能強化、AI活用等を中心にアプリが公開されています。基本的に公式アプリも含めほとんどのアプリが有料(月額課金、従量課金)となっています。

比較ポイント3:デザイン

両者とも、テーマ(テンプレート)を選ぶだけでECサイトのデザインがある程度完成できるという意味では共通しています。ここでは、それぞれのデザイン関連の特徴を見ていきます。

テーマ

<Shopify>

無料、有料を含め約250種類のテーマが登録されています。デザインだけではなく機能面もテーマによって異なり、機能別に検索が可能になっています。デモサイトで実際の動きや見た目を確認できますが、基本的に英語でのサンプルとなっており、日本語を入れた場合のイメージがしづらいかもしれません。

<カラーミーショップ>

無料、有料を含め約30種類のテンプレートが登録されています。機能がテンプレートによって異なっており、各テンプレートの機能比較一覧が公開されています。サンプルサイトで動きを確認できますが、人気のテーマについてはテーマごとに活用事例記事も公開されており、実際のECサイトでの利用状況を確認できます。
カラーミーショップのテンプレート

カスタマイズ性

両者ともテーマ導入後の色や構成要素などの変更ができます。

<Shopify>

以下の2種類の方法でカスタマイズが可能です。

  • 管理画面の「テーマエディタ」からノーコードで編集
  • 「コードエディタ」からコードを編集

色味やレイアウトの変更についてはテーマエディタだけで対応可能なことが多く、コードの知識がなくても編集ができます。また、テーマエディタの構造はテーマによって異なっており、カスタマイズできる範囲が異なります。テーマを導入する際はこのあたりもチェックしておくとよいでしょう。

コードエディタでの編集では、HTML、CSS、Liquidといった言語の知識が必要になります。テーマの基本機能にはないようなカスタマイズをしたい場合に利用します。
Liquidについて、詳しくは下記の記事をご覧ください。

<カラーミーショップ>

管理画面の「デザイン設定」からカスタマイズを行います。

  • 初級モード:クリックして選択することでカスタマイズを行う
  • 上級モード:HTMLやCSSと独自タグを使って調整

「デザイン設定」では、ページや、共通表示部分など、カスタマイズしたい箇所を選択して選んでいきます。
初級モードで選択できる内容はテーマによって異なりますが、調整できる範囲は限定されており、たとえばトップページのレイアウト変更などはノーコードではできないため、上級モードで対応することになります。
上級モードでは、HTMLやCSSとカラーミーショップの「独自タグ」を組み合わせて調整をしていきます。コード編集の操作性がわかりやすく、知識があれば編集しやすいつくりです。

比較ポイント4:サポート

両者とも、プランに応じてサポート内容が異なります。ここではそれぞれの特徴を見ていきます。

<Shopify>
  • Basicプラン、Shopifyプランでは24時間対応のライブチャット(AIチャット)
  • Advancedプランでは24時間対応の機能拡張ライブチャット
  • Plusプランでは専門チームがつき、電話、チャット、メールを通じて迅速に対応

利用者同士のサポートコミュニティがあり、活発にやりとりが行われているため、コミュニティ内で質問して解決している例も見られるのがShopifyの大きな特徴です。デザインサポートなど、それ以外のサポートも充実しています。サポートについては以下も参照ください。


また、運用・構築を支援しているShopifyパートナーが付いていれば、個別の要件にも迅速なサポートが受けられるでしょう。

<カラーミーショップ>
  • 全プラン共通:AIによるチャットサポート、メールでの問い合わせサポート
  • レギュラー、ラージプラン:AIチャット、メール、電話でのサポート
  • プレミアムプラン:AIチャット、メール、電話でのサポートの他に、ECアドバイザーによるサポートが受けられる

ECアドバイザーとはECサイト運営について知見のある担当者のことで、専任で配置され、サポートを受けられます。日本企業のためコミュニケーションが取りやすいのが大きなメリットと言えます。

比較ポイント5:SNS・広告との連携

両者ともアプリを導入することでSNSとの連携機能を強化することができます。

<Shopify>
  • Facebook、Instagramと連携するアプリが公式で無料提供されている
  • Pinterest、Tiktokも連携可能
  • Googleショッピング広告とも無料連携可能(Googleへの広告費は別途必要)
  • LINEとの連携アプリが多数公開されている

Shopifyはアプリが充実しているため、SNS連携や広告配信に関する機能拡張が柔軟にできます。特にニーズの高いInstagramショッピング機能が無料提供されていることは大きなメリットです。

Shopifyアプリストア

Shopifyアプリストア

<カラーミーショップ>
  • Instagramショッピング連携アプリが公式で提供されている(月額課金)
  • LINEとの連携アプリが複数公開されている
  • 公式でGoogleショッピング連携プランがある(月額課金:Googleの広告費は別途)

カラーミーショップで他のSNS等との連動面するには、基本的に有料アプリでの機能拡張になります。

比較ポイント6:海外向けの販売

両者とも海外向けの販売は可能ですが、海外発のサービスであるShopifyは、越境ECがスタンダードなEC環境になっています。

<Shopify>
  • 標準機能の中で130以上の通貨と50以上の言語に対応した翻訳機能、税金の処理、送料などの設定が可能
  • Plusプランでは、同一ブランドのサイトを国別に作成して一括管理が可能
  • 各国のローカルな決済方法や国際配送に対応した送り状の発行など越境EC向けのアプリが豊富
<カラーミーショップ>
  • 越境ECに対応したアプリが複数あり、導入することで海外販売が可能(有料)

どちらがおすすめ?サービスの選定ポイント

どのくらいの売上規模か?

サービス選択にあたっては、決済手数料ももちろんですが、売上を上げるための施策のためにどの程度お金をかけていくかも重要です。ECサイトの売上規模を想定したうえで、サービスやプランを検討するようにしましょう。

<Shopifyがおすすめ>
  • 多くの人に販売するため、決済方法を充実させ、SNS・広告などの展開もしたい
  • 目標の月商が数百万円~数億円規模
<カラーミーショップがおすすめ>
  • 決済手段は国内で一般的に使われているものがあればよい
  • 目標の月商が数十万円〜数百万円規模

越境ECの運用体制はどうするか?

海外市場への展開を想定している場合は、どうやって越境ECの売上を伸ばしていくのか検討しておくことがおすすめです。

<Shopifyがおすすめ>
  • 各国や地域に特化したサイトデザインや分析、マーケティングをしたい
  • 複数サイトの管理を効率よく一元化したい

居住地ごと購入データが閲覧できるShopifyのストア分析

<カラーミーショップがおすすめ>
  • 各国ごとに独立したECサイトは予定していない
  • コストがかかっても簡単に越境ECに対応したい

商品構成や販売方法をどうするか?

どちらもアプリで販売方法を拡張できるため、理想の販売方法を実現しやすいか調査するようにしましょう。

<Shopifyがおすすめ>
  • 商品点数や、各商品のバリエーションの選択肢は制限を気にせず増やしたい
  • ROI分析や顧客セグメントを活用し、顧客毎に成果率の高いマーケティング施策をしたい
<カラーミーショップがおすすめ>
  • 商品点数よりもコスト削減を優先したい
  • 分析機能は売上、商品別、アクセス解析などを直感的に確認できればよい

オリジナリティのあるサイトが作れるか?

ブランドイメージに合う独自の見た目や機能を持ったサイトを作る場合、以下のポイントで選定するとよいでしょう。

<Shopifyがおすすめ>
  • ほとんどのページをノーコードでデザイン変更したい
  • アプリの選択肢が多い方が良い、または独自のアプリを使いたい
<カラーミーショップがおすすめ>
  • HTMLのCSSの知識がある程度あり、レイアウトや見た目を変更できる
  • 日本語にフル対応したアプリでないと使いこなせるか不安

今後拡張していけるか?

一度サービスを決めると、それぞれのサービスで仕様が異なるため、リプレースも運用フローの変更もかなり大変です。サービス選定の際は、今後どういったビジネス展開をしていきたいかも想定したうえで検討しておくとよいでしょう。

<Shopifyがおすすめ>
  • 商品点数を今後どんどん増やしていきたい
  • 本格的な越境ECやBtoBなどマルチチャネルに広げていきたい
<カラーミーショップがおすすめ>
  • 販売する商品がある程度決まっており、点数が400点前後くらいになる
  • 国内販売のD2Cがメインで、越境ECやBtoBは基本的な機能のみで十分

サポートがきちんと受けられるか?

ECサイトの運営では、サポートをきちんと受けられるかという視点も重要です。どういったサポートを受けたいかで、選択するサービスやプランが変わってきます。

<Shopifyがおすすめ>
  • ユーザーコミュニティを活用してなるべく自己解決したい
  • 海外販売に関するサポートを受けたい
  • 運用ノウハウや販売戦略なども含めてサポートしてほしい
<カラーミーショップがおすすめ>
  • 電話で質問がしたい
  • 日本人によるサポートを受けたい

カラーミーショップからShopifyへの移行方法

現在カラーミーショップで運営していて、Shopifyへ移行したい場合、ECサイトの商品や購入者情報などをダウンロードさせる必要が出てきます。以下のように、移行できないものや再構築が必要なものもありますので、留意する必要があります。

  • データのダウンロードはできますが、ダウンロード後、移行先のシステムにデータ仕様を合わせる必要がある
  • ポイント機能はカラーミーショップの独自機能のためShopifyに移行できない
  • 会員ログインのためのパスワード情報はセキュリティの観点から移行できないため、Shopifyでパスワード設定を再度購入者にしていただく必要がある
  • サイトのデザインは移行できないため、Shopifyでの再構築が必要
  • 同じURLでECサイトを公開したい場合、ドメインの紐づけを変える設定が必要

詳細はこちらの記事を参照ください。


ECサイト構築はプロのサポートを受けることをおすすめ

今回ご紹介してきたように、ECサイト構築サービスを選ぶだけでも考えることが多々あり、それをすべて検証するのは大変な手間がかかります。
だからといって、ECサイトの事業を始める際に導入のコストやハードルが低いというだけでサービスを決めてしまうと、その後の拡張性が低くなり、逆にコストが大きくなってしまうこともあります。

そのため、初めてECサイトを構築する場合は、ECサイトの構築や運用経験のあるプロに依頼をするのが結果としてコストダウンや売上アップに繋がります。Shopifyへのシステム移行に関してもShopifyに関する詳しい知識が必要になるため、プロの力が必要になることが多いでしょう。

迷った時はShopifyの公式パートナーに相談してみよう

Shopifyには、EC構築や運用を支援する公式のパートナー制度があります。BiNDecはShopifyパートナー企業の中でも、上位の「Premier」ランクを獲得しており、中〜大規模なECサイトの構築や、戦略などのサポートを数多く対応しています。個々のビジネスに合わせてShopifyならどんなメリットがあるのか、実際のECサイトの構築や運用についても、あらゆる観点でサポートしています。
これから大規模にECビジネスを展開していきたい、海外へ進出していきたいという方はぜひ相談してみてはいかがでしょうか。

BiNDecのオンライン相談に申込む

POINT

  • Shopifyとカラーミーショップは日本でも人気のECサービス
  • どちらもアプリを追加することによってEC機能を拡張できる
  • 今後の拡張性や運用体制も想定した上でECシステムを選ぶ

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