法人向けECサイト作成サービス徹底比較|自社ECにおすすめのサービス7選

企業がECサイトを成功させるためには、商材に合ったサービスを見つけ、適切に運営していくことが大切です。この記事では、ECサイトを作る5つの手段やECサイト作成サービスを選ぶポイントについて解説します。おすすめのECサイト作成サービスもピックアップしているので、ぜひ参考にしてください。

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自社にぴったりなECサイトの作成、運営方法

ECサイトを作るための5つのシステムタイプ

ECサイトを作る手段は、大きく5つに分類されます。それぞれの特徴と代表的なサービスについて、見ていきましょう。

ASPカートシステム

ASPは「Application Service Provider」の略で、必要な機能のレンタルにより、ECサイトを構築できるサービスです。ASPカートシステムにはオンラインショッピングを可能にする機能が備わっており、初期費用・月額費用を比較的安く抑えて運営できます。代表的なサービスとしては「Shopify」があります。
Shopify|世界で注目されているECシステム構築プラットフォーム

ECモール

事業者が提供するプラットフォーム上にオンラインショップを開設する方法で、専門的な知識がなくても構築しやすいシステムです。初心者にも向いていますが、出店料や販売手数料などが利益を圧迫するケースも少なくありません。代表的なサービスとしては「ZOZOTOWN」「Amazon」などがあります。
ZOZOTOWN|アパレルやコスメに特化したモール型EC

ECパッケージ

ECパッケージとは、基本的なECサイトの機能が搭載されているシステムのことです。パッケージされた機能をもとにカスタマイズを行うため、自由度は限られますが運営の負担は少なく、中規模から大規模事業者のECサイト構築に向いています。代表的なサービスとしては「eltexDC」があります。
eltexDC|電話やカタログ注文も一括管理できるパッケージEC

オープンソース

外部に公開されているソースコードを使ってECサイトを構築する方法で、導入費用を大幅に抑えられます。オリジナリティのあるECサイトを構築できますが、サポートがないサービスではシステムの不具合が発生した際に自社で解決しなければなりません。代表的なサービスとしては「EC-CUBE」があります。
EC-CUBE|オープンソースのEC向けコンテンツ管理システム

フルスクラッチ

ゼロからシステムを構築する方法で、デザインや機能の自由度がもっとも高い方法です。完全オリジナルのECサイトを構築することができ、他社との差別化にも繋がります。一方で「費用が高額となる」「作成期間が長くなる」「専門知識を持つ人材の確保が必要となる」といった注意点もあります。

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ECサイト運営を成功させるために必ずするべきこと

ECサイト運営を成功させるポイントとして「集客」「利用者の不安解消」「競合サービスとの差別化」「決済方法」の4つを解説します。

集客

ECサイトの運営で重要なのは集客です。多額の資金と時間をかけてフルスクラッチのECサイトを作ったとしても、アクセスがなければ売上には繋がりません。集客を増やすためには、SEO対策、リスティング広告、コンテンツマーケティングなどが効果的です。なかでも、SEO対策は作成したコンテンツが資産として蓄積していくので、中長期的な集客も期待できます。

利用者の不安解消

利用者が安心して購入できるECサイトの構築は、ECサイト運営を成功させるためのポイントです。実際の商品を手に取って確認できないオンラインショッピングだからこそ「写真を充実させる」「商品の仕様を細かく記載する」といった工夫が必要です。また、ECサイト運営者のコメント、商品へのこだわり、ユーザーの声などを掲載することで、前向きに購入を検討してもらいやすくなります。

競合サービスとの差別化

競合サービスと差別化する意識の高まりにより、売上に大きな差をつけることができます。差別化のポイントとしては「商品」「コンセプト」「付加価値」などが挙げられます。具体的には、以下の施策により差別化が可能です。

  • なかなか手に入らない海外製品の販売
  • プレゼント用に特化した厳選アイテムのみの取り扱い
  • コラボレーションによるオリジナル商品の開発

決済方法

決済方法の選択肢が多いと利用者の利便性は向上します。ECサイトでは、クレジットカード決済、コンビニ決済、キャリア決済、電子マネー決済、商品代引き、銀行振込などが利用されています。

利用者が多いのはクレジットカード決済ですが、10~20代の若年層の中にはクレジットカードを持つことができない人もいるため、幅広い決済方法の導入によって新規顧客・リピーターを獲得しやすくなります。

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最適なECサイト作成サービスを選ぶための比較ポイント

スムーズな立ち上げを実現するためには、それぞれのサービスを比較検討して、自社に最適なものを選ぶことが大切です。ここからは、ECサイト作成サービスを選ぶポイントを紹介します。

商材と合うサービスかどうか

まずは、自社で扱う商品やサービスにマッチしているかを確認しましょう。個人事業や小規模な企業の場合は、初期費用・月額費用が安いASPカートシステムやECモールがおすすめです。

資金に余裕があり、中長期的に売上を伸ばすことが目的であれば、カスタマイズしやすいECパッケージ、オープンソース、フルスクラッチが向いています。企業規模やブランディング戦略とのバランスも考えながら、サービスを選ぶのがポイントです。

必要な機能があるかどうか

ASPカートシステムやECモールは、デザインテンプレートや決済方法に差があるため、必要な機能があるサービスを利用しましょう。Shopifyのように基本的な機能がそろい、機能の拡張ができるサービスもおすすめです。
Shopify アプリストア|ShopifyのECサイトに様々な機能を搭載できる拡張アプリのストア

ECサイト作成サービスの有料と無料の違いとは

無料でECサイトを作成できるサービスもありますが「容量制限」「カスタマイズ性」「サポート体制」などが有料サービスとは異なります。

容量制限

無料サービスのなかには、利用できる容量が制限されていて、掲載できる情報が限られる場合があります。商品を継続的に多数出品する予定があるなら有料サービスが便利です。

カスタマイズ性

基本的には、無料より有料サービスの方がカスタマイズ性は高くなります。ECサイトをカスタマイズすることは競合サービスとの差別化にも繋がります。

サポート体制

有料サービスでは、疑問や不具合があった際に問合せることができます。サポート内容はサービスを提供する事業者ごとに異なりますが、簡単な操作方法からシステムトラブルまで幅広く対応している場合もあります。

自社ECのD2CとECモール出店の違いとは

D2C(Direct to Consumer)とは、商品やサービスを自社のECサイトで販売するビジネスモデルです。一方、ECモールはオンライン上のプラットフォームに複数のショップが出店する販売方法を意味します。D2Cは自社のブランドイメージにマッチした独創性のあるECサイトを作成できますが、ECモールでは事業者が提供する機能や決済方法を利用することになります。

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国内で人気のおすすめECサイト作成サービス7選

ECサイト作成サービスについて、おすすめの7つを紹介します。初心者でも使いやすいサービスから手厚いサポート体制が人気のものまで、幅広くピックアップしています。

Shopify

世界でも高い利用率を誇るサービスで、海外展開を目指す方にもおすすめのASPカートシステムです。決済サービス「Shopifyペイメント」の利用によって、決済手数料を抑えられる点も魅力です。小規模から大規模まで、事業の規模にかかわらず長く利用しやすいツールとなっています。

BASE

無料でECサイトを構築できるサービスです。テンプレートが充実しており、初心者でも使いやすく、スマホだけで手軽にECサイトが作成できます。小規模な事業者の利用が多く、はじめてのECサイト作成にも向いています。
BASE|初期費用、月額費用が無料で簡単にショップが作成できる

futureshop

手厚いサポート体制が人気のサービスです。電話やメールでのサポートに加えて、勉強会やセミナーに参加して直接相談することもできます。トレンドを意識したECサイト運営をしたい方におすすめです。
futureshop|一般的なサポートのほか、セミナー・勉強会など様々なメニューが用意されている

MakeShop

有料のASPカートシステムで、リピーターを育てる機能「MakeRepeater」が備わっています。リピーターの確保は売上アップだけでなく、安定した経営にも直結します。メール配信などの顧客管理に強みをもつサービスです。
MakeShop|リピーターの獲得・育成に特化した機能が搭載
柔軟なカスタマイズができるECパッケージで、サポートも充実しています。500万~数千万円の初期費用はかかるものの、セキュリティ対策にも定評があり、大企業での導入実績も豊富なサービスです。

ebisumart

クラウド型のECサイト作成サービスです。システムが定期的にアップデートされるため、常に最新の状態で利用できます。はじめはコストを抑えた標準機能を使い、将来的にカスタマイズして機能を拡張することも可能です。
ebisumart|カスタマイズによる拡張性が高く、定期的なアップデートもある

EC-Orange

複数ブランドを運営する企業に向いているECパッケージで、ログイン画面やポイントを複数ブランドで共有することが可能です。ソースコードも公開されているので、自社に適した形にカスタマイズして利用できます。
EC-Orange|複数ブランド間での共通のポイントサービスなどが可能

まとめ

ECサイト作成サービスを選ぶためには、さまざまな機能を比較して、自社の商材にマッチするものを見つけなければなりません。「選択肢が多すぎて何から手をつければいいのかわからない」「限られた予算を効率的に活用したい」といった場合は、BiNDecまでご相談ください。

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POINT

  • ECサイトを作成するサービスは5つに分類される
  • 商材や規模にマッチし、必要な機能が揃ったサービスを選ぶ
  • Shopifyは世界でも高い利用率を誇るサービスで小規模から大規模ECまで対応できる

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