ShopifyのBtoB ECにマストな決済方法とは?NP掛け払いで卸売の請求業務を自動化

ShopifyのBtoB ECにマストな決済方法とは?NP掛け払いで卸売の請求業務を自動化

この記事でわかること

  • Shopifyに請求書払いは標準搭載されていないのでNP掛け払い等の決済サービスの導入が必要
  • 請求書払いを自社運用した場合、業務負担とリスクでリソース不足に陥りやすい
  • NP掛け払いは与信・請求書発行・代金回収・督促・未回収リスク保証までを代行してくれる
  • BtoB ECを成功させるためには、構築・決済・運用をトータルで設計することが重要

ECプラットフォームのShopifyでは、BtoB向けの機能を年々強化しており、中小企業から大企業まで幅広い規模でのBtoB ECを構築しやすくなっています。
本記事では、BtoB EC向けの決済サービスとしてShopifyのECに導入できる「NP掛け払い」を紹介します。与信から督促までの決済業務をまるごと代行し、卸売の請求業務を自動化するその仕組みと導入メリットを詳しく解説していきます。

ShopifyにおけるBtoB EC市場の拡大と課題

日本国内のBtoB(卸売)のEC市場は514兆4,069億円に達し、EC化率も43.1%に上昇しました。(*1)こうした市場拡大を背景に、ShopifyでBtoB ECを構築する企業が増えています。
*1=経産省:令和6年度電子商取引に関する市場調査より

ShopifyのBtoB機能でできること

Shopifyには、BtoB取引に特化した機能群「B2B on Shopify」が備わっています。これまではShopify Plusプランに限定されていましたが、2026年4月よりBasic・Grow・Advancedプランでも利用可能になり、規模を問わずBtoB ECが構築できるようになりました。
B2B on Shopifyの主な機能は以下の通りです。

  • 取引先企業ごとの価格設定・割引率の個別管理
  • 支払い条件(翌月払い・分割払いなど)の個別設定
  • 最低注文数・最低注文金額の設定
  • 企業アカウントごとのログイン管理
  • 卸売と直販(BtoC)の1ストアでの統合運用
  • 担当営業スタッフと取引先企業の紐付け管理

これらの機能により、これまで手作業や社内システムで管理していたBtoB取引の業務をShopifyで自動化できるようになります。また、Shopify PlusプランならD2C向けのECとも一元管理できるので、EC業務全体の負荷を抑えながら効率的な運用が可能です。
ShopifyのBtoB機能について、詳しくは下記の資料をご覧ください。

日本で主要な請求書払い・掛け売りには別途決済アプリが必要

B2B on Shopifyでできることは多い一方で、日本のBtoB取引で主流の請求書払い・掛け売りには標準機能だけでは対応できません。
Shopifyの標準決済はクレジットカードや銀行振込を前提とした設計になっており、与信審査・請求書発行・代金回収といった掛け売りに必要な業務プロセスはカバーされていないためです。

日本では企業間取引の大半が請求書払いで行われており、取引先の商習慣に合わせた決済手段を用意できないと、せっかく構築したBtoB ECが使ってもらえないサイトになりかねません。請求書払いをShopifyのBtoB ECで実現するには、これらの業務をカバーする外部決済サービスのShopfiyアプリを導入する必要があります。

BtoB ECで避けて通れない、日本特有の決済の壁とは?

ShopifyでBtoB ECを構築しても、決済まわりの設計が不十分だと取引先に使ってもらえないサイトになりかねません。日本のBtoB取引には独自の商習慣があり、その中心にあるのが請求書払い・掛け払いへの対応です。

日本のBtoB取引の約9割が請求書払い(掛け売り)

日本国内の企業は、BtoB取引の決済手段として、89.5%が請求書払いを利用しています。(*2)
クレジットカード決済が主流のBtoC ECとは異なり、BtoB取引では商品やサービスを先に受け取り、後から請求書をもとに支払う掛け売りが商慣習として定着しています。BtoB ECを構築する際も、この商習慣を無視することはできません。
取引先にとって使いやすい決済手段を用意できるかどうかが、BtoB ECの売上を左右する重要なポイントとなります。
*2=株式会社ネットプロテクションズの調査より

請求書払いを自社で運用する場合の5つの負担

請求書払い・掛け売りを自社で運用しようとすると、以下の5つの業務を自社のリソースで担う必要があります。

  • 与信審査
  • 請求書発行
  • 代金回収
  • 入金管理
  • 督促

取引件数が増えるほどこれらの業務は膨らみ、バックオフィスの負担は増大します。さらに、支払い遅延や未回収が発生した場合のリスクも自社で負うことになります。

その結果、営業担当者が督促業務に追われたり、経営層が与信判断に関わったりと、本来コア業務に充てるべき人員と時間が決済業務に取られてしまう事態になりかねません。BtoB ECで取引を拡大しようとすればするほど、この負担は看過できない経営課題となっていきます。

WEBLIFE eye
ECで卸売の決済ニーズに対応できない場合、注文・在庫管理のみECで行い、決済機能はつけないBtoB ECの構築スタイルもあります。自社の運用にどの決済の設計が最適なのかはBtoB ECの支援をしているShopfiyパートナーに相談してみると良いでしょう。

NP掛け払いは、BtoB決済をまるごと代行するサービス

「NP掛け払い」は、株式会社ネットプロテクションズの企業間取引(BtoB)に特化した後払い決済サービスで、BtoB決済代行サービス市場において取扱高シェアNo.1を獲得し、業界の約70%以上のシェアを占めています。
売り手と買い手の間をネットプロテクションズが仲介し、与信審査から請求書発行、代金回収、入金管理、督促、そして未回収リスクの保証まで、掛け売りに必要なすべての決済業務を一手に代行してもらうことができます。

与信から督促まですべてを代行する仕組み

NP掛け払いの基本的な流れは、売り手が取引情報をネットプロテクションズに登録すると、最短即時で与信審査が完了し、審査通過後すぐに商品・サービスの提供を開始できます。
その後の請求書発行・代金回収・督促はすべてネットプロテクションズが担い、売り手には毎月決まったタイミングで代金が一括入金されます。

万が一取引先からの支払いがなかった場合も、未回収リスクは100%ネットプロテクションズが保証するため、売り手は貸倒れリスクを負うことなく安心して掛け売りで取引できます。自社で与信〜催促までの業務を抱えていた従来の運用と比べ、売り手側の実務負担を大幅に削減できるのがNP掛け払い最大の特徴です。

NP掛け払いがShopifyのBtoB決済に選ばれる3つの特徴

NP掛け払いが多くの企業に選ばれる理由は、大きく3つの特徴に集約されます。

①幅広い業務の代行範囲

NP掛け払いは、与信・請求書発行・代金回収・入金管理・督促・未回収リスク保証まで、決済業務を一通りカバーします。請求書代行サービスや債権保証サービスなど、部分的に代行する他社サービスとは異なり、決済業務を一社でまるごとアウトソースできる点が最大の差別化ポイントです。

②個別の要件にも柔軟に対応

NP掛け払いの与信通過率は99%と高水準で、個人事業主や中小企業、初めての取引相手にも対応できます。締め日・支払い日の個別設定や、請求書への販売元ロゴの掲載など、取引先ごとの条件に合わせた柔軟なカスタマイズもできるので、例外的な手作業が発生する可能性も抑えられます。

③取引先にも負担なく利用可能

買い手側の入金作業も事前の書類提出や登録手続きが不要で、銀行振込・口座振替・コンビニ払いなど多様な支払い方法から選択できます。取引先の手間を増やさずに掛け払いを導入できるため、これまでメールやFAXなどで取引していた既存の顧客をスムーズにBtoB ECへ移行させることができます。
チェックアウト画面の決済方法にNP掛け払いが追加される

NP掛け払い導入で実現するBtoB決済業務の自動化

ここからは、NP掛け払いで具体的にどのような業務が自動化・効率化されるのかをさらに詳しく見ていきます。

与信審査が最短即時。個人事業主にも対応

NP掛け払いの与信審査は、取引先の会社名・住所・電話番号といった通常の企業間取引で取得できる最小限の情報だけで完了します。登記簿などの書類提出は不要で、審査結果は最短即時に返ってきます。

また、独自の与信管理システムにより、個人事業主や中小企業、初取引の相手にも与信通過率99%で対応できるのも大きな強みです。
一般的な信用調査サービスでは与信が難しいケースでも取引を進められるため、これまで機会損失していた販路の拡大にもつながります。与信業務にかかっていた社内の手間と時間を大幅に削減しながら、より多くの取引先と安心してビジネスを始められる環境を整えることができます。

請求書発行から代金回収までを完全代行

与信通過後の請求書発行から代金回収までの一連の業務も、すべてネットプロテクションズが代行します。
発行される請求書には販売元である自社の社名やロゴを記載できるため、取引先からは自社からの請求書として受け取ってもらえます。請求書の送付方法は郵送とメールを選択できます。

また、返品やキャンセルが発生した場合の請求書の修正・再発行にも追加料金なしで対応しているため、イレギュラーな対応が発生しても自社のバックオフィスに業務が戻ってくることはありません。取引件数が増えても請求業務の工数はほぼゼロのまま事業を拡大できるのが、NP掛け払いを導入する大きなメリットのひとつです。

未回収リスクの100%保証でキャッシュフローを安定化

掛け売りを自社運用する場合、取引先の支払い遅延や倒産による未回収リスクは常につきまといます。
NP掛け払いでは、取引先の支払い有無に関わらず、毎月決まったタイミングで売り手に代金が一括入金されます。

万が一貸倒れが発生した場合も、売り手側に追加の手続きは一切不要で、未回収となった代金は100%ネットプロテクションズが保証します。入金タイミングが安定することでキャッシュフローの見通しが立てやすくなり、財務面での不安を抱えることなく新規取引先の開拓や事業拡大に集中できる環境が整います。これまで未回収リスクを懸念して与信を絞っていた企業にとっては、リスクを気にせず掛け売りで取引できる点で、営業戦略上の大きな転換点となります。

取引先の事前手続き不要で利用可能

NP掛け払いは、買い手となる取引先側の導入ハードルも低く設計されています。取引先は登記簿などの書類提出や事前登録、捺印といった手続きが一切不要で、通常の企業間取引と同じ感覚でそのまま掛け払いを利用できます。
支払い方法も銀行振込・口座振替・コンビニ払いから選択できるため、取引先の社内ルールや状況に合わせた対応が可能です。

また、取引先からの問い合わせ対応もネットプロテクションズの専用サポートデスクが担うため、売り手側が取引先対応に追われることもありません。

WEBLIFE eye
BtoB ECでは、特定の買い手や商品の場合は決済方法を限定したい、というケースも多くみられます。決済周りの設計は別途Shopifyアプリやコード編集によって最適な形にしていく必要があります。

決済から売上確定まで自動化する2つのShopifyアプリ

NP掛け払いはShopifyアプリストアからインストールできる2つのアプリを通じて、ShopifyのBtoB ECに導入できます。決済処理から売上確定までの一連の業務を自動化できるのが大きな特徴で、導入後の運用負荷を最小限に抑えることができます。

1つ目はNP掛け払いの決済機能を実装するペイメントアプリ、2つ目はネットプロテクションズへの売上確定処理を自動化する請求書発行依頼アプリです。2つのアプリを組み合わせることで、取引情報の登録・与信審査・請求書発行依頼までの作業を完全自動化でき、担当者がShopifyの管理画面を操作するだけで業務が完結します。
NP掛け払いの管理画面

Shopifyなら外部システムとの連携でさらに業務効率化を実現

ShopifyはCSVファイルによる一括アップロードやAPI連携にも対応しており、既存の受発注システムや販売管理システムとの連携も柔軟に行うことができます。技術的なスキルが必要となるため、実績のあるShopfiyパートナーに依頼すると良いでしょう。
BiNDecでは、外部システムとの連携によって決済をはじめとしたバックエンド全体の最適な設計を支援しています。

BtoB ECは、構築・決済・運用のトータル設計が成功のカギ

BtoB ECで卸売業務を効率化し、売上を伸ばすためには、単純にECサイトを構築するだけでなく最適な決済設計やその後の運用フローまでをセットで考えることが欠かせません。NP掛け払いは、与信から督促までの決済業務をまるごと代行し、未回収リスクも保証することで、売り手・買い手の双方にとって使いやすいBtoB ECの決済環境を実現します。

Shopify PlatinumパートナーのBiNDecでは、ShopifyによるBtoB ECの構築から、NP掛け払いをはじめとする決済サービスの導入、外部サービスとの連携まで、一気通貫でサポートしています。BtoB ECの立ち上げやリプレースを検討されている方は、ぜひBiNDecにご相談ください。

BiNDecのオンライン相談に申込む

EC構築の疑問にお答えします!