Shopifyのギフトカードの使い方で注意したい3つのこと

Shopifyでは現在、ギフトカードの機能をすべてのShopifyプランに対して無制限で解放しています。
このギフトカードはギフトとして運営側からユーザーへ送付できるだけでなく、ストアの商品として作成することができるのですが、利用方法でユーザーが少し混乱しやすい箇所があります。

そこでこの記事では、Shopifyのギフトカードの使い方についてご紹介させていただきます。

→BiNDecの担当者がShopifyのEC構築・運用をプランニング。オンラインにてご相談を承ります。

Shopifyのギフトカードでユーザーが混乱しやすい3つのこと

Shopifyではコロナ渦の対策の一環として、2020年3月よりすべてのプランでギフトカード機能を無料でECサイトへの導入が可能となっています。

実際にギフトカードを発行して利用してみるまでの流れを実際に行って検証してみたところ、利用に際してユーザーが躓きやすいポイントをいくつか発見しました。

検証によりユーザーが躓きやすいであろうポイントは以下のようなことが挙げられました。

  • 購入したギフトカードの受け取り先
  • 貰ったギフトカードの使い方
  • 金額がギフトカードの残高を超過したとき

これらの躓きポイントを説明文などで明確にすることでユーザーに安心してギフトカードを購入してもらうことができます。ではそれぞれについて詳しく解説していきましょう。

→BiNDecの担当者がShopifyのEC構築・運用をプランニング。オンラインにてご相談を承ります。

購入したギフトカードは”購入者”に届く

ユーザーがストアでギフトカードを購入すると、そのギフトカードは購入者に届きます。

そもそもギフトカードをすべてのプランで有効化にした背景について、Shopifyの公式ブログでは多くのコミュニティがビジネスを支援するためにギフトカードの提供を始めたと明記しています。ゆえにギフトカードは将来的に購入者自身に利用してもらう目的が一番にあったため購入者に届く仕様になっているのだと思われます。

つまり、ユーザーが他の誰かにギフトカードをプレゼントしたい場合は、自分のメール宛に送られてきたギフトカードのURLを自分で転送する必要があります。そのことをギフトカードの商品説明文にしっかり明記しておくようにしましょう。

ギフトカードを使用するときはコードを入力する

ギフトカードの残高を使って商品を購入する場合、ギフトカードページに記載されたコードを入力する必要があります。

ギフトカードページでは直接ストアにアクセスするリンクボタンが設置されていますが、そこからアクセスしたとしてもギフトカードの金額は自動反映されません。

ギフトカードで商品を購入したい場合はチェックアウト時にギフトカードコード入力欄にコードを入力する必要があることも必ず明記しておきましょう。

→BiNDecの担当者がShopifyのEC構築・運用をプランニング。オンラインにてご相談を承ります。

金額がギフトカードの残高を上回った場合は差額分だけ決済する

ユーザーがギフトカードを使用する際、チェックアウトでは次の2つの選択肢に分かれます。

  • ギフトカードで利用可能な残高が購入金額を上回っている場合、ユーザーは「ご注文完了」のボタンをクリックすることができる。
  • ギフトカードで利用可能な残高が購入金額を下回っている場合、ユーザーは注文確定の前に決済方法を選択するように促される。

ギフトカードの残高が注文金額を上回っている場合、問題なく商品を注文できます。しかし、残高が購入金額を下回った場合はその差額分を自分で決済する流れとなります。

つまり、購入金額の方がギフトカード残高を超過してしまった場合は、残りの差額分を支払うための決済方法の入力を促されます。そのことも説明文に明記しておくようにしましょう。

なお、ギフトカードの残高は消費税、配送料の全てを含む注文の合計金額から差し引かれます。

商品を選ぶ過程で下回っていてもチェックアウト時にギフトカード残高を上回ってしまう可能性もあるのでできればそちらも明記しておきましょう。

ギフトカードをストアで販売するときの注意点

またストアでギフトカードの販売を開始する際の注意点を一点挙げておきましょう。

ギフトカードの売上は前払いなので、ギフトカードで商品を購入する時には代金を受け取ることはできません。その一方で、Shopifyレポートではギフトカードの売上は商品が購入されるまでは表示されません。

つまり、代金はギフトカード購入時に支払われますが、売上に表示されるのはギフトカードが使用されたときということになります。

ギフトカード機能を使った新しい戦略を試す

今回のギフトカード機能の解放はコロナ渦対策の一環として行われているとのことなので、すべてのプランへの解放がいつまで行われるかは不明です。

ただしEC需要が高まっていることもあり、ギフトカードの販売はかなり強力なセールスプロモーションになる言えるでしょう。またギフトカードは運営者からユーザーに贈ることもできるため、強力なコミュニケーションツールとしても利用することができます。今回のギフトカード解放はこれらのような機能を無料で体験できるチャンスでもあります。

すでにギフトカードを導入している方もこれから導入を検討している方もこの機会にギフトカード機能を使った新しい戦略を試してみてはいかがでしょうか?

Shopify PlusパートナーによるEC構築サービスBiNDec

株式会社ウェブライフでは、Shopifyを利用したECサイト構築から運用までフォローする法人向けSaaSの「BiNDec」を提供しています。Shopify Plusパートナーの認定業者として、最適な運用戦略の提案も可能です。また、Shopify単体で利用するよりも、BiNDecと連携することで、社内にWebの専門知識がない場合もノーコードでコンテンツマーケティングが可能です。

ShopifyでのEC構築や運用に関してお悩みの方は、気軽にお問合せください。
BiNDec|D2Cに特化した法人向けのSaaS型EC構築プラットフォーム
BiNDecのオンライン相談に申込む

資料を無料ダウンロード