InstagramとECを連携して稼ぐ!成功事例、ECへの誘導方法を解説

ECサイトのマーケティング施策は多数ありますが、そのなかにSNSを使った方法があります。ECサイトの場合、特にInstagram(インスタグラム)を活用するケースが目立ちます。

この記事では、ECサイトとInstagramを連携する方法やメリット・デメリットなどを解説します。ぜひ参考にしてください。

ECサイト運用でInstagram(インスタグラム)が注目されている

Instagram(インスタグラム)は、「インスタ」とも呼ばれ、主に画像を投稿するSNSとして2010年にリリースされました。インスタはECサイトとの相性がよく、多くのECサイトがインスタとの連携を進めています。

ECサイトのSNS運用でインスタが注目される理由のひとつに、「ショッピング機能」があります。ショッピング機能とは2020年に導入された機能で、ECサイトの売上向上に繋がっているケースが増えています。
Instagramのショッピング機能

ECサイトとインスタを連携するメリット・デメリット

ECサイトとインスタを連携することによって、多くのメリットが得られます。しかし、ECサイトとインスタの連携にはデメリットもあるため、メリット・デメリットの双方を把握しておくことが重要です。

メリット

まずは、ECサイトとインスタと連携することで得られるメリットを解説します。

1.ユーザーの分母が大きい

インスタはユーザーの数が多く、さまざまな人に投稿を見てもらいやすいことが大きなメリットです。2019年3月時点でのインスタの国内アクティブアカウント数は、3,300万人以上と膨大な数になっています。

また、総務省の2021年の調査によると、インスタの利用率は2015年の調査開始以降すべての年代で増加傾向です。2021年には初めてTwitterを上回り、SNSのなかではLINEに次いで2番目の利用率となっています。

年代別で見ると20代の利用率がもっとも高く78.6%となっており、10・40・50代ではLINEの次に利用率が高いです。このように、ユーザーの分母が大きいため、さまざまな層の顧客に情報を届けやすいというメリットがあります。
【令和3年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)
※参考:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省情報通信政策研究所

2.手軽にマーケティング施策を始められる

インスタは誰でも無料で登録できるため、小規模の事業者であっても手軽にマーケティング施策を始められます。売上を効率的に向上させるには、どのようにECサイトに集客するかが重要ですが、インスタはスマホさえあれば運用可能になるため、ECサイトへの入口として気軽に活用できるでしょう。

インスタで話題になることで、初期費用や運用などのコストをかけずに情報を拡散できる上に、低予算で自社や自社商品に対する認知拡大が可能です。

→フォロワーから顧客に育てるには?EC運用者が今すぐやるべきCRM戦略

3.スムーズにECサイトへ誘導できる

インスタのショッピング機能によって自社ECサイトにスムーズに誘導しやすいというメリットもあります。ショッピング機能ではショッピングタグを設定でき、ショッピングタグをクリックすると商品の詳細が表示されます。そのまま、自社ECサイトの商品購入ページへと誘導できるため、購買に繋がりやすいです。

デメリット

インスタとECサイトを連携させることでさまざまなメリットが得られますが、デメリットもあります。ここでは、2つのデメリットを解説します。

1.運用リソースが必要

インスタは低コストで運用できる一方で、運用リソースが必要です。ターゲットやコンセプト、KPIの設定だけでなく、魅力的なコンテンツの制作も重要といえます。

例えば、投稿する写真の見せ方を工夫し興味を引いたり、投稿文の内容を検討したりする必要があるため、運用リソースが足りないと適切に運用しにくくなります。

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2.効果が出るまでに時間がかかる

インスタでは、いわゆる「バズり」が起こりにくく、効果が出るまでにはある程度の時間がかかります。インスタにはTwitterのようにリツイート機能がなく、拡散性はTwitterより低めです。そのため、日々の投稿を工夫し、自社のブランドの認知度を高めたり、ファンとなるフォロワーを増やしていったりするなど、地道な運用が重要です。

ECサイトにおすすめのインスタ「ショッピング機能」とは

ショッピング機能とは、上述した通り、インスタに投稿されている写真や動画から商品を購入できる機能です。ショッピング機能では、ECサイトで販売している商品の詳細情報をインスタの投稿にタグ付けできます。

ショッピングタブをタップすることで、商品の詳細が表示され、購入したい場合はそのままECサイトに移動することが可能です。このように、インスタにある写真や動画をタップするだけで、ECサイトにシームレスに移動できるため、購入までの流れがスムーズになります。
投稿した画像にタグ付けをして、商品ページへ遷移できる

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ECサイトとインスタを連携させてショッピング機能を利用する方法

ECサイトとインスタを連携させてショッピング機能を利用する方法は、以下の通りです。

  1. 利用要件を満たしているか確認する
  2. Instagramプロフィールを通常アカウントからビジネスアカウントへ切り替える
  3. InstagramプロフィールをFacebookページにリンクさせる
  4. 商品カタログを作成する
  5. アカウント審査を受ける
  6. 商品販売開始の設定をする(審査通過後)
  7. 商品画像にタグをつける

利用要件については、Instagramの公式サイトに記載されているため、あらかじめ確認しておきましょう。

また、ショッピング機能を利用するためには、個人が利用する通常アカウントではなくビジネスアカウントを利用する必要があります。基本的な設定が完了した後は審査を受けますが、しっかり設定できていれば問題ないでしょう。

Shopifyとインスタを連携する際に便利なアプリケーション

Shopify(ショッピファイ)とインスタを連携させる際に活用できるアプリケーションを以下にまとめました。

Shopifyとは、カナダのShopify社が運営するEコマース用のプラットフォームです。世界175か国、170万以上のECサイトが運営されているため、インスタと連携してさらなる集客や認知度アップを目指しましょう。

サービス・アプリケーション名
特徴
EmbedSocial
インスタ投稿の写真・動画・レビューをWebサイトに組み込める
instafeed
インスタ投稿をShopifyのフィードに表示できる
インスタ投稿にShopifyの商品をタグ付けできる
Instagram Feed+photo gallery
Shopifyにインスタショップやインスタフィード投稿をルックブックとして活用できる
Instagram Shop by Sauce
インスタ投稿画像をECサイトに転用できる

ECサイトでインスタを活用するには

ECサイトでインスタを活用する際には、ポイントを押さえることが大切です。ここでは、アカウント運用の3つのポイントと成功事例を紹介します。

運用の際に気をつけること

アカウントの世界観を統一する

アカウントの世界観を統一することは非常に重要です。統一感がないと見栄えが悪くなり、ユーザーにとって見にくくなるでしょう。例えば、撮影の際には常に同じテーブルを使用する、背景の色を統一するなど、ブランドとしての世界観を意識することが重要です。

SNSへの投稿だけでなく、商品カタログを作っているという意識で撮影することで、統一感が出やすくなるでしょう。

自分が商品を使っていることを想像できる投稿をする

インスタの大きな特徴は、写真や動画で視覚的にアピールできることです。そのため、実際に商品を使っているシーンを思い浮かべられるような投稿を心がけましょう。

例えば、ファッションアイテムの場合はコーディネート写真、インテリアアイテムの場合は部屋に配置した際の写真、コスメアイテムの場合はビフォーアフターの写真というように、アイテムによって投稿する写真を変えます。ユーザーがどのようなことを求めているのかを考え、実際に商品を使っているイメージがしやすい写真を投稿しましょう。

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適切なハッシュタグを活用する

タグ付けも重要な要素です。商品には必ず、商品名のハッシュタグだけではなく、検索に引っかかりそうなハッシュタグを複数つけます。この際、むやみにタグ付けすればよいというものではなく、自社商品と関連するワードや相性のよいハッシュタグを見極める必要があります。

検索されやすいハッシュタグは、公式ハッシュタグとして設定しましょう。また、ビッグワードやミドルワード、スモールワードを組み合わせて、検索されやすいハッシュタグをつけることでユーザーを取り込みやすくなります。

ECサイトとインスタを連携させた成功事例

グリーンパン

環境にやさしい素材で作られたフライパンのブランド「グリーンパン」では、WEBLIFEが提供するBiNDecによるSNSマーケティング支援により、ShopifyのECサイトと連携した効果的な集客施策を打つことで、SNSのフォロワーが急増し、ECの売上も圧倒的に向上しています。

シンプルな商品紹介のほかにも製造過程やお手入れ方法がわかる投稿や、アンバサダーによるユーザー目線のレビュー投稿でフォロワーを増やし、多くのUGC(*1)が作られることでリーチが拡大しました。
また、ECサイトで利用できる定期的なクーポンキャンペーンで、商品が気になっている見込み客にも購入機会を作っています。
グリーンパンのInstagramアカウント
*1=UGCとは、User Generated Contentの略で、商品やサービスの購入者が、購入品についてSNSなどに投稿したコンテンツのこと。ユーザー生成コンテンツと訳されます。

→フォロワーから顧客に育てるには?EC運用者が今すぐやるべきCRM戦略

北欧、暮らしの道具店

日用品やキッチン雑貨を紹介しているネットショップ「北欧、暮らしの道具店」は74万人以上のフォロワーがおり、インスタをオンラインカタログとして活用し成功を収めています。

北欧テイストのインテリアや雑貨の写真だけではなく、商品を実際に活用した収納術などを動画で投稿したり、レシピを紹介したりしている点が特徴です。
ECサイトにはインスタ掲載アイテムの紹介ページを作成し、インスタからECサイトに訪問したユーザーが使いやすいページ設計となっています。また、画像だけでなくテキストでも情報発信を行っています。
北欧、暮らしの道具店のInstagramアカウント

BOTANIST

ヘアケア商品を取り扱っている「BOTANIST」では、アカウントのトンマナを白に統一することで、商品紹介の投稿が目立ちすぎないように工夫しています。PR感が出てしまうと敬遠されやすい傾向があることから、商品紹介以外の投稿も混ぜ込むことで、ブランドイメージを保っています。

また、商品イメージやブランドイメージに合わせて、商品を植物と一緒に撮影していることも特徴のひとつです。ブランドの世界観を効果的にユーザーに伝えられるため、ブランディングとしても効果的です。
BOTANISTのInstagramアカウント

まとめ

ECサイトとインスタの相性はよく、両者を連携させる企業も増えています。しかし、SNSとECサイトを連携させるにはさまざまなノウハウが必要です。Shopifyはインスタと連携しやすいため、Shopifyを活用することをおすすめします。

BiNDecはEC事業の成長を促す法人向けのサービスです。Shopify Plusパートナーに認定されており、人気のあるECシステムShopifyで、D2C戦略に強いECの構築・運用をトータルサポートします。

メールマーケティングや各種SNSとの連携などによってユーザーをECサイトへ集客する他、顧客情報の収集や分析によってターゲット層にマッチしたアプローチが可能です。SNSとECサイトを連携させてマーケティング施策に取り組みたいとお考えなら、お気軽にお問合せください。
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POINT

  • InstagramにはECサイトへ誘導できるショッピング機能がある
  • Shopify Appを使ってInstagramの投稿をECサイトに連携できる
  • Instagramは世界観を統一し、自社製品と相性のよいハッシュタグを見極めることが大切

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