買いやすいECサイトとは商品情報が厚く商品画像が豊富であることがまずあげられます。しかし実店舗と比較すると商品のサイズ感やイメージがわきにくいことがユーザーにとって購入検討のネックになりがちです。
そんな課題を解決するためにShopifyではよりリアルな商品ページを実現するツールがリリースされました!
3DモデルやARがShopifyの標準で利用可能に!
商品のAR化や3Dモデル化は、コード編集や外部プラグインの利用、さらにはスタジオ撮影が必要となったり、コストも手間もかかるものだと思われるかもしれません。
しかし、Shopify APPの“Shopify AR”なら商品をAR化や3Dモデル化したり、プロモーションビデオなどを画像を投稿するくらい簡単にアップすることができます!そんな機能がShopifyの標準で利用可能になるという画期的なサービスがリリースされました。
ARとはなんぞや?
ARとは“拡張現実”のことで人の目で見えている実在する風景の中に3Dのバーチャル映像を重ねて表示することです。
たとえばこれが実装されているものだと「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」などがそうですね!
VRと同じと思われるARですが、VRは“仮想現実”のことであり非現実の世界があたかも現実のように感じさせる技術のこと。つまりARとVRは実は似て非なる対照的な技術なのです。
AR機能があれば購入前に“お試し”できる
そんなAR機能をShopifyの標準として使えるARショッピング機能がついにリリースしました。
AR機能といえば導入が難しく、さらに導入してもユーザーにAR機能付きのアプリをダウンロードしてもらう必要がありました。
しかしShopify ARでは特別なコード編集やサードパーティAPP(外部プラグイン)を使用せずShopifyの標準機能として使うことができます。 さらに、ユーザーはブラウザ上(iOS 12以降)で直接ARの3Dモデル機能を体験することができます。
たとえば部屋のインテリアとしてソファを新調したい場合、実際の店舗には足を運ばずネットで探す人の方が多いでしょう。このとき大抵の人は「サイズ感や他のインテリアとの相性はどうかなあ?」と考えます。そんなとき、ShopifyARでは商品のARを使って実際に自分が使用しているようなお試し体験を同じページ内ですることができます。
3Dモデルでは360度の角度から商品を確認することができます。さらにARを使って商品を実際の空間に表示させることで、ユーザーは商品をよりリアルに感じることができます。
一つ例を挙げるとShopifyARを早期導入したNY発のファッションブランドRebecca MinkoffはShopifyARの導入後のコンバージョン率が65%上昇したという成果を出しています。
ShopifyARはコンバージョン率を大きく向上させる魔法のツール
このShopifyARは前出したソファなどといった家具を扱うECはもちろん、すでにバッグやアクセサリーなどといったファッションを取り扱うECで大きな成果を出しています。
先程紹介したRebecca Minkoffは2018年の秋からこのShopifyARを導入し商品のARの3Dモデルを実装しています。 3Dモデルで商品を閲覧したユーザーは、3Dモデルを使用していないユーザーに比べ、商品をカートに追加した割合が44%上昇、商品を注文した割合は27%上昇したと報告しています。
そして、ARを使って商品を閲覧したユーザーの購入率はなんと65%上昇したと報告しています。
その理由はARを使うことで商品を自分の身体に合わせて見るからでしょう。ユーザーはネットで商品を探すとき必ず自分の身体に投影したイメージを想像しているのでそれがARの機能を使えば簡単にできるのです!
さらにこのShopifyARはベビー用品のECサイトでも高いコンバージョン率の上昇を見せいています。
カルフォルニアのベビーカーブランドbumblerideの例をあげてみましょう。従来の商品ページではベビーカーを収納のために折りたたんだ際の寸法の問い合わせが多く、カスタマーサービスを悩ませていました。しかも寸法を伝えたところで購入へ繋がることもない糠に釘状態だったようです。
shopify unite 2019での発表にて
しかし、ShopifyARのAR機能の導入により実際に商品を風景内に表示して車のトランクや家の収納スペースに収まるのかユーザー自身がそれを確認できるようになったためAR導入後よりそのコンバージョン率が劇的に上昇しました。
プロモーションビデオでよりライフスタイルに溶け込むイメージを
bumblerideはイメージのしづらいベビーカーの3DモデルとAR、そしてプロモーションビデオ機能を導入したことでコンバージョン率が33%上昇しただけでなくページごとの滞在時間が最大で21%上昇させることに成功しました。
bumblerideはプロモーションビデオ機能を導入したことにユーザーが商品の情報を視覚的にイメージしやすくなったことが高い滞在時間の上昇を実現しています。
商品ページでプロモーションビデオを使うことによって、3DモデルやARに増してユーザーに日常で使用しているイメージを与えます。
つまりShopifyAR APPのこれらの機能を組み合わせることによってユーザーは購入前から商品の使用感をより鮮明にイメージしやすくなったのです。
ShopifyARなら3Dモデル作成やアップロードが超簡単!
そんなShopifyARの機能を使うには高い技術が必要なのでは?と思われるかもしれません。
確かに3DモデルやARも、ビデオのアップロードでさえも以前までならば特別なコード編集や外部プラグインをする必要がありました。 しかし、ShopifyARではとても簡単に!3Dモデルの作成やアップロードができます。
従来の3DモデルやARは特別なコード編集や外部プラグインに加え高額なスタジオでの商品の撮影が必要でした。
でも、ShopifyARを使えばスマートフォンで撮った3〜5枚の商品写真からデザイナーがカラーバリエーションを含めた3Dモデルを作成してくれます。
さらに作成した3DモデルやプロモーションビデオのアップロードはShopifyの商品ページにドロップするだけ。簡単ですよね?
つまり、今まで商品ページに画像をアップしていたのと同じくらい3Dモデルやプロモーションビデオを簡単にアップロードできるようになったのです。
さらに、容量の大きいプロモーションビデオの掲載はサイトが重くなってしまいがちですがshopifyで構築するとその使用できるメディア容量は無限です。ShopifyARを使えば動画容量も気にせず使用できるのです。
お客様はいつだって痒い所に手が届かない
以前、おしゃれな空瓶集めのマイブームが突如到来したことがありメルカリでこぞってひたすら空瓶を購入していたことがあります。
でも、瓶はものによってその高さがバラバラ。お気に入りだったポルフィディオというメキシコのテキーラの空瓶(お酒の空瓶で2000円もします…)が飾り棚に収まりきらなかった時のショックは星5個中星1つだったことを思い出します。
私は即購入しちゃったクチですがネットで買い物をする人たちってそういった商品が自分の生活に溶け込んでいる姿を一番気にして商品を眺めているんです。
そんな痒いところに手が届かないユーザビリティ心をくすぐるShopifyARを売り上げアップに試してみてはいかがでしょうか?
3DモデリングやARの導入のためShopifyでオンラインストアを作りたい方、既存サイトをShopifyに移行したい方はお問合せにて構築のご依頼を承っております。
Shopify Plusパートナー認定の構築サービスBiNDec
株式会社ウェブライフでは、Shopifyを利用したECサイト構築から運用までフォローする法人向けSaaSの「BiNDec」を提供しています。Shopify Plusパートナーの認定業者として、最適な運用戦略の提案も可能です。また、Shopify単体で利用するよりも、BiNDecと連携することで、社内にWebの専門知識がない場合もノーコードでコンテンツマーケティングが可能です。
ShopifyでのEC構築や運用に関してお悩みの方は、気軽にお問合せください。
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