ECサイトで偶然見つけた気になるアイテムや、今は買えないけどいつか欲しいと狙っている商品のひとつやふたつ、ネットショッピングを嗜む人なら心に秘めているはず。
そんなとき、ECサイトに”お気に入り” として登録できるウィッシュリストがあれば、再訪されたときに、スムーズな購入行動に繋げることができます。
ECプラットフォームのShopifyでお気に入り機能をつける方法やおすすめのアプリをご紹介します。
お気に入り機能(ウィッシュリスト)とは
ECサイトにおける「お気に入り(ウィッシュリスト)」機能は、顧客が興味を持った商品を自分だけのリストに保存しておき、簡単に確認・購入できるようにする機能です。また、このリストをウィッシュリストと呼びます。
通常、商品ページに設置されたハートや星形のアイコンや「お気に入りに追加」ボタンをクリックすることで、顧客はその商品を自身のウィッシュリストに追加できます。この機能により、顧客は購入を検討中の商品を整理しやすくなり、再度ECサイトを訪れたときに商品一覧ページから探さなくても、スムーズに目当ての商品ページへ辿り着くことが可能になります。
結果として、ユーザーエクスペリエンスの向上や購買意欲の維持に寄与します。
ECサイトにお気に入り(ウィッシュリスト)を追加する4つのメリット
ECサイトにお気に入り機能を導入するメリットはいくつかありますが、その中から次の4つについて説明します。
顧客のリテンション強化
お気に入り機能は、購入を即決しない顧客に対して、商品をリスト化して保存する手段を提供します。お気に入り機能を利用する顧客の多くは、登録した商品がまだ購入可能か、セールの対象になっていないか、定期的にチェックする傾向があります。
お気に入りに追加した商品があることで、顧客がサイトに戻る動機付けとなり、再訪問率の向上が期待できます。
購入コンバージョンを促進
顧客がECサイトに再訪問した際、お気に入りのリストから直接カートに商品を追加できるため、購入プロセスが簡略化され、スムーズな購入行動につながります。また、お気に入りに商品を保存することで、買い忘れを防ぎ、検討中の商品を見失うリスクを低減します。これらの要素は、顧客体験の向上になると同時に最終的な購入決定を促進する効果があります。
顧客マーケティングに活用
お気に入りのデータは、顧客の興味や嗜好を把握する貴重な情報源となります。例えば、お気に入りに登録された商品のセール情報や再入荷の案内をすることで、効果的なマーケティングが実施できます。
また、お気に入りのデータを分析して、プロモーションの企画や商品開発に活用することも可能です。
在庫管理の最適化
顧客がお気に入りに追加している商品の情報を分析することで、人気商品や需要の高いアイテムを特定できます。これにより、在庫管理や仕入れ計画の最適化が可能となり、欠品や過剰在庫のリスクを軽減します。これにより、効率的な在庫運用とコスト削減が期待できます。
Shopifyサイトにお気に入り機能(ウィッシュリスト)を追加する方法
Shopifyには、残念ながらデフォルトでお気に入り機能は組み込まれていません。Shopifyサイトにお気に入り機能(ウィッシュリスト)を追加するには、次の3つの方法が考えられます。
ソースコードを編集して手動で追加する
Shopifyテーマのソースコードを編集して、自分でお気に入り機能を実装する方法です。この方法では、自由にデザインできること、月額の利用料がかからないことが大きなメリットである一方で、プログラミングの知識と経験が必要になる点に注意が必要です。
社内にそのノウハウがなければShopifyパートナーに依頼して拡張してもらうこともできますが、開発や保守にコストがかかります。
お気に入り機能を装備しているテーマを使用する
もっと簡単にウィッシュリストを導入する方法として、あらかじめお気に入り機能が組み込まれたShopifyテーマの利用が上げられます。テーマに組み込まれた機能を使うだけなので、アプリを追加する必要すらありません。
とはいうものの、Shopifyのテーマストアで、お気に入り(ウィッシュリスト)に対応するテーマを見つけるのは少し難しいでしょう。サードパーティー製のShopifyテーマを販売しているサイトなどもありますが、テーマのデザインが限られてしまうことと費用が発生するデメリットがあると言えるでしょう。
Shopifyアプリを使ってお気に入り機能を追加する
そうなると、やはりShopifyアプリを使用することが一般的と言えます。ノーコードでのお気に入り機能の実装はもちろん、デザインの自由度が高いアプリを選ぶことでテーマやブランドイメージに合ったカスタマイズも可能です。
Shopifyアプリストアで探すときは、「お気に入り」や「ウィッシュリスト」で検索します。ただし、アプリの利用には多くの場合月額の利用料が発生することを念頭に置いておきましょう。
お気に入り機能を実装するおすすめShopifyアプリ
コードのカスタマイズに自信がない場合や、時間をかけずにお気に入り機能を実装したい場合は、Shopifyアプリの利用をおすすめします。ここでは、お気に入り機能(ウィッシュリスト)を実装するShopifyアプリを紹介します。
なお、Shopifyアプリストアでは、「ウィッシュリスト」で検索すれば、数多くのアプリがヒットします。
BiNDec|お気に入りリスト
ShopifyのEC構築・運用支援サービスBiNDecが独自開発した「お気に入りリスト」は、気になる商品を保存して販売促進とリピートの向上を目的としたアプリです。顧客メタフィールドにお気に入り商品をリスト形式で保存できるため、顧客が気になっている商品をデータベースに蓄積しておくことができます。
さらに、Google & Youtubeアプリを併用することで、顧客が保存したお気に入り商品をGoogleアナリティクスに連携し、マーケティング施策に役立てることができる点にも注目です。
もちろん日本語ネイティブのアプリなので、使いやすさやサポートの面も安心です。
Smart Wishlist
「Smart Wishlish」は、比較的安価($4.99/月)にウィッシュリストを導入できるアプリです。低価格でありながら、商品ページやコレクション、検索結果などにもお気に入りボタンを配置でき、ウィッシュリストの利用状況を非常に見やすいダッシュボードも備えています。
また、ログインしていないゲストユーザーのお気に入り登録にも対応しています。(アプリの日本語化はされていません)
Swish (Wishlist King)
以前はWishlist Kingの名前で多くの顧客に支持された「Swish」は、基本的なお気に入り機能に加え、ウィッシュリストの商品についてリマインドメールを送信する機能も搭載。また、お気に入りボタンのカラーやデザインをわかりやすいGUIでカスタマイズできるため、サイトのトンマナを重視するブランドのECサイトには最適です。
さらに、無料のセットアップサポートも用意されています。(アプリの日本語化はされていません)
Swym Wishlist Plus
「Swym Wishlist Plus」もゲスト用のお気に入り機能が備わったアプリで、この機能は無料プランでも利用できる点が魅力です。また、セットアップも簡単で、お気に入りボタンがすぐに追加できます。
さらに、各種メール送信サービスやソーシャルメディアとの連携が可能なため、ウィッシュリストを使ったキャンペーンやマーケティングの強い味方になるでしょう。(アプリの日本語化はされていません)
お気に入り(ウィッシュリスト)アプリを選ぶ際のポイント
Shopifyアプリストアで「ウィッシュリスト」を検索すると、数多くのお気に入り(ウィッシュリスト)アプリが並びます。その中から自社ECサイトの目的に合ったアプリを見つけるのは簡単ではありません。
気になるアプリをいくつか絞ったら、無料トライアルで実際に試してみることをオススメします。
その際にチェックしたいポイントをいくつか挙げてみます。
- お気に入りボタン(追加・削除)の設置場所
- お気に入り一覧(ウィッシュリスト)を表示できる
- ボタンやリストページのカスタマイズ性
- お気に入りの数制限の有無
- ウィッシュリスト共有機能の有無
- インサイト機能(ダッシュボード)の有無
- メール配信などオプション機能の有無
以上、お気に入り(ウィッシュリスト)アプリを選ぶ際のポイントを挙げてみました。ほかにも、アプリ一般に言えることですが、アプリ運用に必要な費用やトライアル期間の有無、管理画面の使いやすさなどもチェックポイントです。また、日本語でのサポートが受けられると、より安心です。
お気に入り機能でECを拡張するならShopifyパートナーへ
普段からECサイトを利用する顧客目線で考えても、お気に入り機能があるかないかはECサイトの評価に直結します。
Shopifyのお気に入りアプリの素晴らしい点は、お気に入り機能の分析に基づいたリマインドメールにより顧客をECサイトに呼び戻す機能が備わっていたりすることでしょう。お気に入り機能は顧客のためだけでなく、あなたのECサイトのマーケターへと進化しているのです。
株式会社ウェブライフでは、Shopifyを利用したECサイト構築・運用を支援する「BiNDec」を提供しています。お気に入り機能を拡張できるアプリを始め、日本の商習慣に合わせた30以上のShopifyアプリを独自開発しています。ShopifyでのEC構築や運用に関してお悩みの方は、気軽にお問合せください。