Shopify向けCRM「Datarize」とは?AIでLINE・メルマガ・ポップアップを自動最適化

Shopify向けCRM「Datarize」とは?AIでLINE・メルマガ・ポップアップを自動最適化

売上を継続的に伸ばすには、すでにECサイトを訪れたり、過去に購入した顧客に対して、適切なタイミングで適切なアプローチを届けるCRMマーケティングの強化が不可欠です。

しかし、顧客データの分析からメッセージ配信、効果測定まで、CRM施策を自力で回すには相応の工数と専門知識が求められ、多くのEC事業者がCRMに課題を感じながらも十分に取り組めていないのが実情です。
本記事では、そうした課題を解決するShopify向けのCRMツール、Datarizeについて、機能や活用シーン、導入のメリットをご紹介します。

Datarize(データライズ)とは?韓国発の人気CRMツール

Datarizeは、2019年に韓国で創業したEC事業者向けのCRMツールです。韓国では顧客数シェアNo.1を獲得し、月間900社以上に導入されています。
2024年3月には日本法人を設立し、顧客の行動データをもとに、LINE・メルマガ・ポップアップといった施策をワンストップで実行できるShopifyアプリとして国内サービスの提供を開始しました。2025年11月時点で国内導入50社を突破、LINE経由の累計配信数は300万通を達成しており、日本市場でも着実に実績を積み上げています。

Datarize(データライズ)とは?韓国発の人気CRMツール

ShopifyでCRMマーケティングが難しい理由

Shopifyのような自社ECを構築できるプラットフォームでは、誰が・いつ・何を買ったのかという詳細な顧客行動や購買のデータを取得し、マーケティング施策に活用することができます。
しかし、顧客データを活かしてCRM施策を実行するには施策の考案と改善のサイクルを回す必要があり、担当者のリソースと専門知識が十分でない場合、データは蓄積されても施策に活かせないという状況に陥りがちです。

具体的には、休眠顧客へのアプローチ、カゴ落ちしたユーザーへのリマインド、優良顧客への特別オファーなど、CRMで打てる施策は多岐にわたります。それぞれに適したチャネルやタイミング、メッセージ内容を個別に設計・運用していくとなると、少人数のEC運営チームにとっては現実的に手が回らないというケースも少なくありません。

DatarizeがShopify事業者に選ばれる理由

DatarizeがShopifyを利用する多くのEC事業者に選ばれている最大の理由は、CRM施策に必要な機能を一つのツールにまとめてワンストップで完結できる点にあります。
顧客データの収集・分析から、LINE・メルマガ・ポップアップの配信実行、効果測定までをプラットフォーム内で一貫して行えるため、複数のツールを組み合わせる手間やコストを省くことができます。

加えて、AIが顧客一人ひとりの行動データを解析し、どの顧客に・何を・いつ届けるかを自動で最適化するため、担当者がセグメントの設計や配信内容の選定に費やす工数を大幅に削減できます。専任のマーケター不在の体制でも継続的にCRM施策を回せることが、特にリソースの限られたEC事業者から支持を集めている理由です。

ちなみに最近では、韓国のブランドが新たな顧客を求めて日本市場への進出する傾向が高まっています。その際、日本向けのECサイトをShopifyで構築するケースも多く、日本向けにCRM施策ができるDatarizeが注目されています。
韓国企業がCRMを重視する理由について、詳しくは下記の記事も併せてご覧ください。

DatarizeのShopify連携機能を徹底解説

ShopifyのECサイトと連携できるDatarizeの主な機能を紹介します。

LINE・メルマガ配信機能|AIパーソナライズで開封率・購入率を高める

Datarizeのメッセージ機能では、LINEとメールマガジンの配信をプラットフォーム内で一元管理できます。
顧客リストに対してメッセージを一斉送信するだけでなく、AIが顧客ごとの購買履歴やサイト上のクリック行動を分析し、その顧客が興味を持ちそうな商品をパーソナライズして配信できます。

LINE・メルマガ配信機能|AIパーソナライズで開封率・購入率を高める

Datarizeでは、独自の購入可能性スコアを元にアプローチすることも可能です。過去の購買パターンとの類似性からスコアを算出し、購入につながりやすい顧客を自動で抽出してターゲティングに活用します。一人ひとりの関心に合った商品だけを届けることで、開封されても購入につながらないという課題を解消し、施策の費用対効果を高めることができます。

また、LINEとメールそれぞれにプリセットのキャンペーンテンプレートが用意されているので、配信内容の設計に不慣れでもすぐに施策を始めることができるのもメリットです。

ポップアップ機能|カゴ落ち防止とCVR改善に直結するオンサイト施策

Datarizeのオンサイト(ポップアップ)機能では、ECサイトを訪れた顧客の行動をリアルタイムに解析し、最適なタイミングでポップアップを表示することができます。例えば、商品をカートに入れたまま離脱しようとしている顧客にクーポンを提示したり、特定の商品ページを繰り返し閲覧している顧客に関連商品をおすすめしたりと、一人ひとりの行動に合わせた能動的なアプローチが可能です。

ポップアップのデザインは画像型・商品おすすめ型・スライド型・ソーシャルプルーフ型のフォーマットから選べ、PCとスマホの両方に対応しています。
また、ポップアップ機能はプランの追加費用なしで利用できるため、メッセージ配信と組み合わせてマルチチャネルで顧客にアプローチするコストパフォーマンスの高い施策として活用できます。
4つのフォーマットから選べるポップアップ機能

アナリティクス機能|Shopifyの売上データを分析して次の施策につなげる

Datarizeのアナリティクス機能では、売上・セッション数・CVR・平均販売単価といった主要指標をはじめ、購買ファネルの各ステップでの離脱状況やコホート分析など、ECサイトの現状を多角的に把握できるデータを一画面で確認できます。

また、自社のデータだけでなく市場全体や競合との比較も可能で、自社の立ち位置を客観的に把握した上で施策の優先順位を判断することができます。
分析結果をもとに次に取るべき施策がAIによって提案され、そのままワンクリックでキャンペーンを実行できる流れになっているため、分析から施策実行までスピーディに進めることができるでしょう。

さらに、毎朝サイトの状況をメールでレポート配信するデイリーレポート機能も備えており、担当者が毎日の状況を短時間で把握してPDCAを回しやすい環境が整っています。

アナリティクス機能|Shopifyの売上データを分析して次の施策につなげる

成果率の高いCRM施策はShopifyパートナーへの相談がおすすめ

Datarizeが持つ機能は多岐にわたりますが、それぞれの機能を自社のビジネスに合った形で設計・運用するには、Shopifyの知識とCRM施策の両方に精通したサポートがあると心強いです。
例えば、どのセグメントにどのチャネルでアプローチするかといった戦略設計や、ポップアップとメッセージ配信を組み合わせた効果的なシナリオの構築は、ツールの使い方だけでなくEC運営の知見があってはじめて最適解を導き出せる領域です。

ShopifyのPlatinumパートナーであるBiNDecでは、Shopifyを活用したEC構築・運用の豊富な実績をもとに、Datarize導入後の戦略設計から施策の継続的な改善までをサポートしています。

他のCRMツールとの違いは?Datarizeならではの3つの強み

CRMツールは数多く存在しますが、DatarizeにはEC事業者の課題に特化して設計された独自の強みがあります。AIによるパーソナライズの精度、施策をすぐに始められる使いやすさ、そして導入のしやすさという3つのポイントを解説します。

AIが購入可能性スコアを算出し、レコメンドを自動パーソナライズ

Datarizeの中核をなす技術が、独自のAIによる購入可能性スコアです。顧客が過去に購入した際の行動パターンと、現在の行動パターンの類似性を分析し、購入につながりやすい顧客を自動で抽出します。
このスコアが一定の水準を超えた顧客に対して、関心の高い商品を絞り込んでレコメンドすることで、受け取る側にとって的外れなメッセージを届けることなく、精度の高いアプローチが実現します。

一般的なCRMツールでは、担当者が手動でセグメントを設定してターゲットを絞り込む地道な作業が必要になりますが、Datarizeではその判断をAIが自動で行います。担当者の経験やリソースに頼らず、データに基づいた精度の高いターゲティングを継続的に実行できる点が、他のCRMツールとの大きな差別化ポイントです。

テンプレート(プリセット)機能でCRM施策をすぐに始められる

CRMツールを導入しても、実際に施策を設計・運用するノウハウがなければ成果につなげることは難しいでしょう。
Datarizeでは、効果が実証された人気のキャンペーンをプリセットとしてテンプレート化して提供しています。リストから選んでクリックするだけでキャンペーンを立ち上げられるため、CRM施策の経験が浅い担当者でもすぐに運用を始めることができます。

プリセットはLINE・メール・ポップアップそれぞれに用意されており、ターゲットとなるオーディエンスとクリエイティブの組み合わせがあらかじめ設定されています。もちろん、条件やデザインを自由にカスタマイズできるカスタム機能も備わっており、運用に慣れてきた段階でより高度な施策へとステップアップしていくことも可能です。

テンプレート(プリセット)機能でCRM施策をすぐに始められる
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Datarizeから得られた顧客データは、ECサイト全体のUI/UXを考える上でも重要な指標です。Shopifyパートナーと連携しながら適切なCRM施策とECサイトの改善を講じていき、売上を最大化していくことがおすすめです。

Shopifyアプリだから数分で導入、初期費用ゼロで始められる

ShopifyアプリストアからインストールしてShopifyと連携するだけで、複雑な初期設定なしに数分で導入できる手軽さも特徴のひとつです。
初期費用はかからず、30日間の無料トライアル期間も用意されているため、費用面のリスクを抑えながら実際の効果を試すことができます。

また、初期設定の案内からキャンペーンの設計方法までは、Datarizeのアカウントマネージャーから丁寧にフォローしてもらえるため、CRMツールの運用が初めての担当者でも安心してスタートできる環境が整っています。

月額利用料は、顧客数の規模に応じて変化

Datarizeの月額利用料金は、MAU(月間訪問者数)に応じて変わる$300〜のプラン料金と、LINE1件あたり$0.007、メール1件あたり$0.003の配信料がかかります。
6ヶ月契約もしくは12ヶ月契約で割引も用意されているので、導入前に自社ECの訪問者数と顧客数を調査して利用料金を試算してみると良いでしょう。

プラン料金は現在キャンペーン中なので、導入を検討したい方は早めのお問い合わせがおすすめです。
Shopfiy構築・運用支援サービスのBiNDecからDatarize導入の場合、60日間無料でトライアルできる特典もご用意しております。

DatarizeをShopifyで活用するCRM施策の具体例

CRMツールは導入すれば自然とECの売上が上がるわけではなく、どの機能をどう活用するかが成果に影響します。Datarizeでは、各課題に併せて専任のアカウントマネージャーから最適なCRMのシナリオを提案してもらうことができます。
ここでは、Shopifyで自社ECを運営する事業者が実際に活用できる代表的なシナリオを5つご紹介します。

カゴ落ち対策|未購入顧客へLINE・メルマガでリマインド配信

ECサイトでは、商品をカートに入れながら購入を完了しないカゴ落ちが日常的に発生しており、その割合は約70%、つまり10人に7人が該当するといわれています。

Datarizeでは、決済直前まで進んだにもかかわらず購入しなかった顧客を自動で検知し、翌日にその商品をLINEやメールで通知するシナリオを簡単に設定できます。
購入意欲が高い状態にある顧客へ適切なタイミングでアプローチすることで、離脱した顧客を購入に引き戻すことができます。プリセットのテンプレートを活用すれば、こうしたシナリオをすぐに立ち上げることが可能です。

休眠顧客の掘り起こし|離脱リスクをスコアで検知して再アプローチ

過去に商品を購入したことがある顧客が継続的な商品購入に至らず、そのまま離れてしまうことは、ECサイトにとって大きな機会損失です。
Datarizeでは、購入周期に基づいて算出した離脱リスクスコアにより、休眠・離脱しそうな顧客を事前に自動で抽出することができます。

抽出した顧客に対して、特別クーポンの配信やパーソナライズされた商品レコメンドをLINEやメールで届けることで、来店のきっかけを作り再購入を促すことができます。完全にブランドから離れる前に手を打てるため、顧客を失う前に関係を維持・回復できる点がこの機能の大きなメリットです。
購入周期離脱率で休眠・離脱しそうな顧客を検知

LTV向上|リピーター育成につながるセグメント配信とステップメール

EC事業において、新規顧客の獲得コストは既存顧客へのアプローチコストよりも高くなる傾向があります。そのため、一度購入した顧客に継続的に購入してもらうリピーター育成が、LTV向上の観点から非常に重要です。
LTVについて、詳しくは下記の記事をご覧下さい。

セグメント配信とレコメンドで顧客単価・購入頻度を高める

Datarizeでは、購入回数や購入金額などの条件をもとに顧客をセグメント分けし、優良顧客には新商品の先行案内、購入回数の少ない顧客にはリピートを促すクーポンなど、それぞれの状況に合わせたアプローチが可能です。
また、購入した商品と関連性の高い商品をレコメンドするクロスセル施策も自動で実行でき、一回の購入をきっかけに顧客単価と購入頻度を高めていくことができます。

ステップメールで会員登録から購入後まで継続的にフォロー

さらに、会員登録者や初回購入者に対してステップメールを活用することも、リピーター育成に効果的なアプローチです。
例えば会員登録者には登録翌日にお礼メール、2日後にブランドのコンセプト紹介、3日後に人気商品の紹介と段階的に配信することで、ブランドへの理解と愛着を深めることができます。
初回購入者に対しては、商品が手元に届く頃にお礼と使い方の案内を送り、その後レビュー依頼や関連商品の提案へとつなげるシナリオが有効です。顧客の状況に合わせたステップメールを自動で届けることで、購入後の関係構築をシステマチックに行うことができます。

ポップアップの出し分け|訪問者の状況に合わせてCV導線を最適化

Datarizeのポップアップ機能では、訪問者の会員ステータスや登録状況に応じて、表示するポップアップを自動で出し分けすることができます。
例えば、非会員には会員登録を促すポップアップ、会員でもメルマガ未同意の顧客にはメルマガ購読を促すポップアップ、メルマガ同意済みの顧客にはLINE友だち追加を促すポップアップというように、一人ひとりの状況に合わせた最適なアクションを提示できます。

複数のポップアップを同時に設定していても、訪問者ごとに適切なものだけが表示される仕組みになっているため、同じ訪問者に不要なポップアップが重複して表示されることなく、自然な形でCV導線へ誘導することができます。

セール施策の最大化|高反応な顧客だけに絞った戦略的なアプローチ

セール期間中に販促メールを全顧客へ一斉配信するだけでは、購入意欲の低い顧客にも配信コストが発生してしまいます。Datarizeでは、顧客の行動データを活用してより精度の高い配信が可能です。

例えばブラックフライデーのようなセール施策では、セール開始前日にアナウンスメールを全顧客へ配信しつつ、セール期間中に特集ページを閲覧したにもかかわらず購入に至らなかった顧客だけを自動で抽出し、セール終了前に追いかけのメッセージを届けるシナリオを組むことができます。
全顧客への一斉配信と、行動データに基づいた絞り込み配信を組み合わせることで、配信コストを抑えながら高いパフォーマンスを実現できます。

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代表的なシナリオパターンを紹介しましたが、商材や顧客によって成果率の高いパターンは異なります。BiNDecでは、これまで支援したCRMの事例から成果率の高いパターンを蓄積し、Datarizeのアカウントマネージャーと共にECサイト自体の改善をサポートしています。

DatarizeでのCRM戦略ならShopify PlatinumパートナーのBiNDecへ

Datarizeは、ShopifyのECサイトにおけるCRM施策をAIで自動化・最適化できる強力なツールです。しかし、ツールを導入するだけでなく、自社の顧客データや販売状況に合わせた戦略設計があってはじめて最大限の効果を発揮します。

ShopifyのPlatinumパートナーであるBiNDecでは、Shopifyを活用したEC構築・運用支援に加えて、Datarizeのようなツールを組み合わせたCRM戦略の設計から導入・運用までを一気通貫でサポートしています。ECサイトの売上向上やリピーター育成にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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POINT

  • DatarizeはLINE・メルマガ・ポップアップ・分析が一括でできるShopify向けAI CRMツール
  • AIが購入可能性スコアを算出し、顧客ごとにパーソナライズされた商品レコメンドを自動配信できる
  • カゴ落ち防止・休眠顧客の掘り起こし・LTV向上など、少ないリソースでも多様なCRM施策が可能