Shopify Partner(パートナー)になるには?報酬や種類、登録方法を紹介

Shopify Partner(パートナー)になるには?報酬や種類、登録方法を紹介

Shopifyには、EC事業者向けにShopifyでのサイト構築・運用のためのさまざまなサポートを行う、公式のパートナー制度があり、通常のShopifyパートナー、さらに高度な専門知識をもつShopify Experts、エンタープライズ対応など熟練した知識や実績を認められた最上位のShopify Plusパートナーというランクがあります。
EC構築・運用サービス「BiNDec」を提供しているWEBLIFEは、日本でまだ十数社しかない、Shopify Plusパートナーです。

Shopifyに精通した個人や企業がShopify Partner(パートナー)に登録することで、Shopifyアプリの開発や利用者の紹介によって報酬を得たり、Shopifyの新しい機能を使ったりすることが可能です。
Shopifyパートナーになるとできることや報酬、登録方法、規約のほか、EC事業者がShopifyパートナーにECサイト構築の支援を受けるメリット、Shopify Experts、Shopify Plusパートナーについても解説します。

→Shopify Plusの豊富な構築実績を持つBiNDecがご相談を承ります。

Shopifyパートナーとは

Shopifyパートナーとは、Shopifyとパートナーシップを結んでいる企業や個人のことです。Shopifyパートナーになれば、利用できる機能が増えるだけではありません。新しいShopifyの利用者を紹介したり、テーマやアプリなどを販売したりすることにより、Shopifyから報酬を得ることもできます。ただし、Shopifyパートナーとなるためには、Shopifyパートナープログラムへの参加が必要です。
Shopify パートナープログラム|ECサイトの構築やアプリの開発などマーチャントをサポートするパートナーシップ

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Shopifyパートナーができること

Shopifyパートナーになれば、できることが増えます。ここでは、具体的に何ができるのか紹介します。

Shopifyのロゴを使用できる

Shopifyパートナーになれば、Shopifyのロゴを活用することが可能です。ロゴは大切なアイテムです。ロゴを自由に使えるということは、Shopifyに認められている証拠になります。ロゴを活用することで、不特定多数の企業や個人に、Shopifyパートナーであることをアピールできるでしょう。

自社や個人のホームページやブログ、SNSなどにShopifyパートナーであることを記載し、ロゴを載せることで、信用性が高まります。信用性が高まれば、ビジネスチャンスが訪れる可能性も高くなるでしょう。

テーマやアプリなどを開発できる

Shopifyパートナーと認められれば、テーマ作成やアプリ開発、ECサイトの構築ができるようになります。アプリの開発では、Shopifyから18種類のAPIが提供されており、自由に利用できます。

APIとは、「Application Programming Interface」の略称であり、ソフトウェアやプログラム、Webサービスをつなぐインターフェースのことです。後で詳しく解説しますが、作成したテーマや開発したアプリ、構築したECサイトは販売することにより報酬を得られます。

専用の管理画面が使える

Shopifyパートナーになれば、Shopifyパートナー専用の管理画面が利用できます。ECサイトの管理画面とは異なり、Shopifyパートナーに関する項目をサイドバーのメニューで確認できます。

Shopifyパートナー専用の管理画面の項目
  • 新規ECサイトの構築・紹介機能
  • アフィリエイト関連
  • パートナーアカデミーへの参加
  • アプリ関連の管理

パートナーアカデミーでは、Shopifyの学習プログラムが用意されています。さまざまなコースがあり、Shopifyパートナーとしてのスキルアップが図れます。

Shopifyパートナーアカデミーへ参加できる

前項で少し触れましたが、Shopifyパートナーアカデミーに参加できることは大きなメリットです。Shopifyパートナーアカデミーは、Shopifyパートナーにのみ提供されているオンラインのトレーニングプログラムであり、活用すればShopifyパートナーとして大きく成長できます。

さまざまなプログラムが用意されていますが、ふたつのテーマが基本的なカリキュラムです。内容は「商品の基礎」と「ビジネスの基礎」で、テーマに沿ったプログラムの学習後は認定試験を受けられます。

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報酬が発生する仕組みを解説

Shopifyパートナーになればアプリやテーマなどの販売で報酬が発生します。ここではその仕組みについて解説します。

作成したテーマをテーマストアなどで公開する

Shopifyパートナーになれば、テーマを作成できることは前述しました。Shopifyテーマは、ShopifyでECサイトを構築する際に、ECサイトの外観・レイアウトを管理するファイルです。HTMLやCSS、JavaScript、Liquidを使って開発・作成します。

作成したテーマを、Shopifyのテーマストアで公開・販売することにより報酬が発生します。1つのテーマの販売で受け取れる報酬額は、下表のとおりです。

Shopifyテーマでの総収益
ひとつのテーマ販売の報酬額
100万米ドル超
販売額の100%
100万米ドル以内
販売額の85%

Shopifyテーマ|ShopifyのECサイトが簡単に作成できるデザインテンプレート

開発したShopify Appをアプリストアで公開する

開発したShopify Appを、アプリストアで公開販売することでも報酬が発生します。Shopify appとアプリは同じ意味であり、Shopifyで使用できるソフトウェアのことです。アプリ開発は、Shopifyが提供するAPIを利用します。

独自のアプリを開発する必要がありますが、販売するアプリは、Shopifyパートナープログラムの契約を遵守しなければなりません。アプリの報酬は、アプリの購入価格やサブスクリプション料金の80%が基本です。ただし、新しいレベニューシェアプランに登録している場合は、テーマと同じ報酬になります。

マーチャントへShopifyを紹介する

マーチャントにShopifyを紹介して、マーチャントがECサイトを構築した場合も、報酬が発生します。マーチャントとは、ビジネスシーンにおいて商売人や商売を行う企業のことです。

マーチャントにShopifyを紹介して、実際にShopifyのECサイトを起ち上げた場合に報酬が発生します。簡単にいえば紹介料のようなものです。報酬額は、マーチャントがShopifyに支払うサブスクリプション料金の2か月分となります。

サイト構築をサポートする

マーチャントの依頼を受けて、ECサイトを構築した場合も報酬が発生します。マーチャントのスキルによっては、ECサイトを構築できないケースが少なくありません。Shopifyパートナーがマーチャントに代わって、ECサイトを構築するケースもあります。

ECサイト構築後に、管理者の権限をマーチャントに移行した場合は、マーチャントがShopifyに支払う毎月のサブスクリプション料金の20%が報酬となり、ECサイトが閉鎖されるまで継続して報酬が発生します。

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Shopifyパートナーの登録方法

Shopifyパートナーになる場合は登録が必要です。下記では、登録方法について解説します。

1.登録ページを開く

Shopifyパートナーの登録には、まずShopifyパートナープログラム「https://www.shopify.jp/partners」にアクセスして「今すぐ登録」をクリックします。

2.アカウント情報を入力

「今すぐ登録」をクリックすると、アカウントの作成、またはアカウント情報の入力画面になります。Shopifyのアカウントがあるかどうかによって表示されるページが異なるため、表示に従って必要な情報を入力しましょう。

Shopifyのアカウントがない場合、新たにメールアドレス、氏名、パスワードを入力して登録する方法か、Googleなどほかのサービスのアカウント情報を利用する方法で、ShopifyのIDの作成を求められます。希望する方法を選んで、アカウント情報を入力してください。

すでにShopifyのアカウントを所有している場合、Shopifyのログイン画面が表示されるため、所有しているアカウントのパスワードを入力してログインします。

3.Shopifyパートナープログラムの必要事項を入力する

ShopifyのIDでログインできたら、表示されたページにShopifyパートナープログラムの必要事項を入力しましょう。入力内容は、ビジネス名や住所、地域などです。入力後は「ダッシュボードを表示」をクリックします。管理画面が表示できれば登録完了です。

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Shopifyの規約

Shopifyには利用規約があり、規約を遵守することが求められています。下記では、よくある規約違反について解説します。

サイトドメインに「Shopify」を使用してはならない

Shopifyパートナーのブログのサイドメインに「Shopify」の文字を使用することは規約違反です。Shopifyの商標であると、誤解を招く可能性がある表現は、禁止されています。許可なくShopifyの商標は使用できないため注意してください。

関連キーワードに広告を出してはならない

Shopifyに関連するキーワードに広告を出すことも禁じられています。例えば、Shopifyを含むキーワードの検索で、自社サイトが広告枠で表示される場合は、利用規約違反です。自社の広告には、Shopifyをキーワードに入れないようにしましょう。

関連するメール・コンテンツをリリースしてはならない

Shopifyの許可を得ずにメールマガジンやニュースリリースなどのコンテンツをリリースすることも規約違反です。コンテンツの内容で、Shopifyについての誤解を招く表現や虚偽の表現は許されません。

ShopifyパートナーをEC事業者が活用するメリット

EC事業者がShopifyでECサイトを構築する際は、Shopifyパートナーの力を借りるという選択肢があります。Shopifyの機能を熟知したShopifyパートナーに相談すれば、Shopifyの機能を活かし、自社に適したデザインや機能を搭載したECサイトをスムーズに構築、運用することが可能です。

ShopifyパートナーをEC事業者が活用するメリット

EC事業者がShopifyパートナーを活用するメリットとしては、下記の3点が挙げられます。

Shopifyの機能を最大限に活用したECサイトを作れる

EC事業者がShopifyパートナーを活用するメリットは、Shopifyに精通したShopifyパートナーに相談することで、Shopifyの機能を最大限に活かせるようになることです。

デザイン性と機能拡張性の高さは、Shopifyの大きな魅力です。しかし、既存のテンプレートにあてはめたり、基本機能を利用したりするだけでは十分にメリットを活かしきれません。自社の特徴に合った、独自性の高いECサイトを作るためには、テンプレートのカスタマイズやアプリを使った機能拡張に精通したShopifyパートナーへの相談が効果的な選択肢となります。

ECサイト運用・マーケティングのサポートが得られる

EC事業者にとって、ShopifyパートナーからECサイト運用やマーケティングのサポートを受けられるという点もメリットです。ECサイトを構築して終わりではなく、その後の集客対策やリピート率向上対策といったマーケティング上の課題解決も支援してもらえる点は、例えば初めてECサイトを立ち上げる事業者にとっては安心できる材料となるでしょう。

リソースを有効活用できるようになる

Shopifyパートナーに依頼すればECサイト構築・運用・マーケティング支援などを受けられるため、自社でこれらの業務に対応する必要がなくなる点も、EC事業者にとってはメリットです。その分のリソースを商品企画などに回せるようになります。

ECサイト構築やマーケティングなどの知見が少ない事業者の場合、「どうすれば希望どおりのデザインを実現できるのか」「課題の解決法がわからない」といった悩みを抱えたまま、答えに到達するまでに時間がかかってしまうこともあります。その上、正しい答えを導き出せるとも限りません。
無駄な時間をなくし、効率良く事業を運営していくためには、知見を持ったShopifyパートナーを活用し、自社のリソースは自社にしかできない業務にあてるのが効率的です。

EC事業者がShopifyパートナーを活用すべきケース

EC事業者にとって、Shopifyパートナーへの相談が必要となる場面には、どのようなケースが想定されるのでしょうか。例えば、下記の6例はShopifyパートナーへの相談が有効なケースです。

独自性の高いデザインのECサイトを構築したい場合

Shopifyパートナーは、コード編集によるテンプレートのカスタマイズが可能です。単純にテンプレートに自社の情報をあてはめるだけの画一的なECサイトではなく、独自性の高いECサイト構築を希望する場合は、Shopifyパートナーが役立ちます。

越境ECサイトを構築したい場合

越境ECサイトをスムーズに、トラブルなく構築するのであれば、越境ECに詳しいShopifyパートナーへの相談が有効な選択肢となります。
海外向けに商品を販売する「越境EC」は、Shopifyの基本機能で対応することも可能です。また、異なる言語や通貨への対応は、Shopifyアプリの活用で対応できる可能性もあります。しかし、現地の法律や関税、慣習などに関する入念な調査や、現地事情に合わせたECサイト構築などは、自社で行わなければなりません。このような対応には莫大なリソースが必要になり、専門的な知識が不可欠です。越境ECの支援経験があるShopifyパートナーであれば、越境ECで困りごとを抱えている事業者への効果的な支援が可能です。

Shopifyの越境ECについては以下の記事もご覧ください。

ECサイトで大規模な事業を展開したい場合

多くの顧客が見込める大規模なECサイトを構築するためには、アクセス集中への対策やシステム連携といった課題に対応しなければなりません。対応すべき項目が膨大な数になり、専門知識も必要になりますが、大規模なECサイトの構築・運用をサポートした経験のあるShopifyパートナーの力を借りれば、課題解決を効率的に進めることが可能です。

導入したい機能があるが、どのアプリが適切かわからない場合

Shopifyパートナーは、アプリによってECサイトに導入したい機能があってもどのようなアプリを選べばいいかわからない場合にも活用できます。
Shopifyには、8,000を超える豊富なアプリがあります。しかし、その中から必要な機能を持ったアプリを探すのは簡単なことではありません。アプリを探す時間や手間がかかる上に、最適なものを選択できるとは限りません。Shopifyの機能に精通したShopifyパートナーであれば、ECサイトの状況に応じた適切なアプリを選択できます。アプリ選びに迷ったときに、Shopifyパートナーの活用は有効な解決策となりえます。

適切なアプリが見つからず開発を頼みたい場合

使いたい機能を持ったアプリが見つからずゼロから必要なアプリを開発したいような場合も、Shopifyパートナーを活用すべきケースといえます。不足している機能を補うアプリの開発は、Shopifyパートナーだけが行うことが可能です。Shopifyパートナーに登録している事業者でなければアプリの開発機能は使えないため、開発の依頼先はShopifyパートナーの中から探してください。

運用・マーケティングの支援が欲しい場合

ECサイト構築だけでなく、運用やマーケティングに悩んだときもShopifyパートナーへの相談が有効な選択肢となります。
EC事業者は、ECサイト運用やマーケティングに役立つShopifyの機能やアプリを熟知したShopifyパートナーから支援を受けることで、早期の課題解決を目指せます。

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Shopify Experts(エキスパート)について

Shopifyパートナーの上位ランクに「Shopify Experts」があります。Shopify Expertsは、Shopifyの厳格な審査を受け、Shopifyに関する豊富な知識や経験値を認められたShopifyパートナーのことです。

Shopify Expertsになれば、専用のロゴを自由に使用できます。Shopifyから公式に認められている優秀な事業者であることがアピールできるため、これまでよりもマーチャントから依頼を受ける機会が増えるでしょう。Shopifyの公式ページにも情報が掲載されます。Shopify Expertsになるには申請が必要です。
Shopify Experts|Shopifyから実績を公認されたECサイトの構築やアプリ開発の企業

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Shopify Plusパートナーについて

Shopify Plusパートナーは、Shopifyパートナーのなかでも、最上位の評価を受けていることを意味します。Shopify Plusパートナーとは、大規模EC向けのプランであるShopify Plusを活用できる豊富な知識と支援実績がある企業であり、Shopifyの公式認定を受けています。国内では16社(2022年9月現在)だけです。
Shopify Plus|大企業や取引量の多いECサイト向けのShopifyの最上位プラン

WEBLIFEはShopify Plusパートナーに認定されている

株式会社WEBLIFEは、日本有数のShopify Plusパートナーに認定されている企業です。様々な目的にも対応し、ECサイトの初期構築からコンサルティングにいたるまでトータルサポートする「BiNDec」を提供しています。

Shopify PlusパートナーによるEC構築サービスBiNDec

Shopifyパートナーになれば、Shopifyのロゴや新たな機能が使えるようになります。アプリ開発やテーマを作成して販売すれば、報酬を得ることも可能です。Shopifyパートナーには、厳格な審査に通過すれば、Shopify Experts パートナーになれる制度もあります。

WEBLIFEは国内で数少ないShopify Plusパートナーです。サービスのひとつであるBiNDecは、ShopifyによるECサイトをノーコードで構築し、D2Cを実現できます。Shopifyの標準機能だけでは運用が困難な場合でも、Shopify App導入による補強も可能です。
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