Shopifyとは、カナダに拠点がある多国籍eコマース企業です。Shopifyパートナーになれば、ECサイトに関するさまざまな機能を使用できるだけでなく、ECサイト構築スキルの成長にも繋がります。本記事ではShopifyパートナーの概要や登録方法を解説します。注意が必要な規約違反なども解説するため、Shopifyパートナーを目指す際の参考にしてください。
→Shopify Plusの豊富な構築実績を持つBiNDecがご相談を承ります。
Shopifyパートナーとは
Shopifyパートナーとは、Shopifyとパートナーシップを結んでいる企業や個人のことです。Shopifyパートナーになれば、利用できる機能が増えるだけではありません。新しいShopifyの利用者を紹介したり、テーマやアプリなどを販売したりすることにより、Shopifyから報酬を得ることもできます。ただし、Shopifyパートナーとなるためには、Shopifyパートナープログラムへの参加が必要です。
→Shopify Plusの豊富な構築実績を持つBiNDecがご相談を承ります。
Shopifyパートナーができること
Shopifyパートナーになれば、できることが増えます。ここでは、具体的に何ができるのか紹介します。
Shopifyのロゴを使用できる
Shopifyパートナーになれば、Shopifyのロゴを活用できます。ロゴは大切なアイテムです。ロゴを自由に使えるということは、Shopifyに認められている証拠になります。ロゴを活用することで、不特定多数の企業や個人に、Shopifyパートナーであることをアピールできるでしょう。
自社や個人のホームページやブログ、SNSなどにShopifyパートナーであることを記載し、ロゴを載せることで、信用性が高まります。信用性が高まれば、ビジネスチャンスが訪れる可能性も高くなるでしょう。
テーマやアプリなどを開発できる
Shopifyパートナーと認められれば、テーマ作成やアプリ開発、ECサイトの構築ができるようになります。アプリの開発では、Shopifyから18種類のAPIが提供されており、自由に利用できます。
APIとは、「Application Programming Interface」の略称であり、ソフトウェアやプログラム、Webサービスをつなぐインターフェースのことです。後で詳しく解説しますが、作成したテーマや開発したアプリ、構築したECサイトは販売することにより報酬を得られます。
専用の管理画面が使える
Shopifyパートナーになれば、Shopifyパートナー専用の管理画面が利用できます。ECサイトの管理画面とは異なり、Shopifyパートナーに関する項目をサイドバーのメニューで確認できます。
Shopifyパートナー専用の管理画面の項目
- 新規ECサイトの構築・紹介機能
- アフィリエイト関連
- パートナーアカデミーへの参加
- アプリ関連の管理
パートナーアカデミーでは、Shopifyの学習プログラムが用意されています。さまざまなコースがあり、Shopifyパートナーとしてのスキルアップが図れます。
Shopifyパートナーアカデミーへ参加できる
前項で少し触れましたが、Shopifyパートナーアカデミーに参加できることは大きなメリットです。Shopifyパートナーアカデミーは、Shopifyパートナーにのみ提供されているオンラインのトレーニングプログラムであり、活用すればShopifyパートナーとして大きく成長できます。
さまざまなプログラムが用意されていますが、ふたつのテーマが基本的なカリキュラムです。内容は「商品の基礎」と「ビジネスの基礎」で、テーマに沿ったプログラムの学習後は認定試験を受けられます。
→Shopify Plusの豊富な構築実績を持つBiNDecがご相談を承ります。
報酬が発生する仕組みを解説
Shopifyパートナーになればアプリやテーマなどの販売で報酬が発生します。ここではその仕組みについて解説します。
作成したテーマをテーマストアなどで公開する
Shopifyパートナーになれば、テーマを作成できることは前述しました。Shopifyテーマは、ShopifyでECサイトを構築する際に、ECサイトの外観・レイアウトを管理するファイルです。HTMLやCSS、JavaScript、Liquidを使って開発・作成します。
作成したテーマを、Shopifyのテーマストアで公開・販売することにより報酬が発生します。1つのテーマの販売で受け取れる報酬額は、下表のとおりです。
テーマの報酬額
ひとつのテーマ販売の報酬額 | 販売額の100% | 販売額の85% |
開発したShopify Appをアプリストアで公開する
開発したShopify Appを、アプリストアで公開販売することでも報酬が発生します。Shopify appとアプリは同じ意味であり、Shopifyで使用できるソフトウェアのことです。アプリ開発は、Shopifyが提供するAPIを利用します。
独自のアプリを開発する必要がありますが、販売するアプリは、Shopifyパートナープログラムの契約を遵守しなければなりません。アプリの報酬は、アプリの購入価格やサブスクリプション料金の80%が基本です。ただし、新しいレベニューシェアプランに登録している場合は、テーマと同じ報酬になります。
マーチャントへShopifyを紹介する
マーチャントにShopifyを紹介して、マーチャントがECサイトを構築した場合も、報酬が発生します。マーチャントとは、ビジネスシーンにおいて商売人や商売を行う企業のことです。
マーチャントにShopifyを紹介して、実際にShopifyのECサイトを起ち上げた場合に報酬が発生します。簡単にいえば紹介料のようなものです。報酬額は、マーチャントがShopifyに支払うサブスクリプションの2か月分となります。
サイト構築をサポートする
マーチャントの依頼を受けて、ECサイトを構築した場合も報酬が発生します。マーチャントのスキルによっては、ECサイトを構築できないケースが少なくありません。Shopifyパートナーがマーチャントに代わって、ECサイトを構築するケースもあります。
ECサイト構築後に、管理者の権限をマーチャントに移行した場合は、マーチャントがShopifyに支払う毎月のサブスクリプションの20%が報酬となり、ECサイトが閉鎖されるまで継続して報酬が発生します。
→Shopify Plusの豊富な構築実績を持つBiNDecがご相談を承ります。
Shopifyパートナーの登録方法を解説
Shopifyパートナーになる場合は登録が必要です。ここでは、登録方法について解説します。
1.登録ページを開く
Shopifyパートナープログラム「https://www.shopify.jp/partners」にアクセスして「今すぐ登録」をクリックします。
2.アカウント情報を入力
表示されたページにアカウント情報を入力しましょう。
【Shopify新規登録の場合】
メールアドレス、氏名、パスワードを入力して、ShopifyのIDを作ります。
【すでにShopifyのアカウントを所有している場合】
ページ下部の「すでにShopify IDをお持ちですか?」横の「ログイン」から所有しているアカウントでログインします。
3.Shopifyパートナープログラムの必要事項を入力する
ShopifyのIDでログインできたら、表示されたページにShopifyパートナープログラムの必要事項を入力しましょう。入力内容は、ビジネス名や住所、地域などです。入力後は「ダッシュボードを表示」をクリックします。管理画面が表示できれば登録完了です。
→Shopify Plusの豊富な構築実績を持つBiNDecがご相談を承ります。
Shopifyの規約違反について
Shopifyには利用規約があり、規約を遵守することが求められています。ここでは、よくある規約違反について解説します。
サイトドメインに「Shopify」を使用してはならない
Shopifyパートナーのブログのサイドメインに「Shopify」の文字を使用することは規約違反です。Shopifyの商標であると、誤解を招く可能性がある表現は、禁止されています。許可なくShopifyの商標は使用できないため注意してください。
関連キーワードに広告を出してはならない
Shopifyに関連するキーワードに広告を出すことも禁じられています。例えば、Shopifyを含むキーワードの検索で、自社サイトが広告枠で表示される場合は、利用規約違反です。自社の広告には、Shopifyをキーワードに入れないようにしましょう。
関連するメール・コンテンツをリリースしてはならない
Shopifyの許可を得ずにメールマガジンやニュースリリースなどのコンテンツをリリースすることも規約違反です。コンテンツの内容で、Shopifyについての誤解を招く表現や虚偽の表現は許されません。
→Shopify Plusの豊富な構築実績を持つBiNDecがご相談を承ります。
Shopify Experts(エキスパート)について
Shopifyパートナーの上位ランクに「Shopify Experts」があります。Shopify Expertsは、Shopifyの厳格な審査を受け、Shopifyに関する豊富な知識や経験値を認められたShopifyパートナーのことです。
Shopify Expertsになれば、専用のロゴを自由に使用できます。Shopifyから公式に認められている優秀な事業者であることがアピールできるため、これまでよりもマーチャントから依頼を受ける機会が増えるでしょう。Shopifyの公式ページにも情報が掲載されます。Shopify Expertsになるには申請が必要です。
Shopify Expertsパートナーに登録されている企業を紹介
Shopify ExpertsとしてShopifyパートナーに登録されている企業を紹介します。
株式会社アーキタイプ
株式会社アーキタイプは、映像制作やグラフィックデザイン、ECマーケティングなどを幅広く手掛ける企業です。Shopifyについては、基本設定や商品登録代行、管理画面マニュアルなどを幅広く対応しています。
コマースメディア株式会社
コマースメディア株式会社は、ECサイトの構築や運用、物流までサポートしている企業であり、ECモールとの連携を強みにしている企業です。Shopifyについては、ECサイト構築・運営以外にも「Shopify・ECブログ」を運営しています。
→Shopify Plusの豊富な構築実績を持つBiNDecがご相談を承ります。
Shopify Plusパートナーについて
Shopify Plusパートナーは、Shopifyパートナーのなかでも、最上位の評価を受けていることを意味します。Shopify Plusパートナーとは、大規模EC向けのプランであるShopify Plusを活用できる豊富な知識と支援実績がある企業であり、Shopifyの公式認定を受けています。国内では16社(2022年9月現在)だけです。
WEBLIFEはShopify Plusパートナーに認定されている
株式会社WEBLIFEは、日本有数のShopify Plusパートナーに認定されている企業です。様々な目的にも対応し、ECサイトの初期構築からコンサルティングにいたるまでトータルサポートする「BiNDec」を提供しています。
Shopify PlusパートナーによるEC構築サービスBiNDec
Shopifyパートナーになれば、Shopifyのロゴや新たな機能が使えるようになります。アプリ開発やテーマを作成して販売すれば、報酬を得ることも可能です。Shopifyパートナーには、厳格な審査に通過すれば、Shopify Experts パートナーになれる制度もあります。
WEBLIFEは国内で数少ないShopify Plusパートナーです。サービスのひとつであるBiNDecは、ShopifyによるECサイトをノーコードで構築し、D2Cを実現できます。Shopifyの標準機能だけでは運用が困難な場合でも、Shopify App導入による補強も可能です。
ShopifyでのEC構築や運用に関してお悩みの方は、気軽にお問合せください。
BiNDecのオンライン相談に申込む