今回Shopifyに新たに実装されたサブスクAPIですが、その活用方法についてShopifyのCTOがフォロワーの質問に答える形でサブスクAPIを活用してShopifyで抽選販売を実装する方法について紹介したことが話題となっていました。
この記事ではTwitterで話題となった「サブスクAPIを活用してShopifyで抽選販売を実装する方法」についてまとめました。
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サブスクAPIを活用してShopifyで抽選販売を実現する方法
以前、TwitterでShopifyのCTOがサブスクAPIのクリエイティブな利用方法としてShopifyで抽選販売を実現する方法を紹介したツイートが話題となっていました。
ツイートではサブスクAPIを利用することで抽選販売が実装可能という情報とその方法が披露されていました。なおサブスクAPIを利用して抽選販売を実装する手順は以下の2つのステップで簡単に実現させることができます。
- 抽選販売したい商品を初回100%割引付きの一回限りのサブスク商品として販売する
- 抽選後、当選者のみ課金にし落選者のサブスクをキャンセルする
ではサブスクAPIを使ったShopifyで抽選販売を実装する手順について見てみましょう。
Shopifyで抽選販売を実装する手順
①抽選販売したい商品を初回100%割引付きの一回限りのサブスク商品として販売する
まず、抽選販売したい商品のサブスクリプションの設定を以下のように設定します。
- 抽選販売にする商品のページを作成する
- 初回購入時のみ100%割引を適用する
- 販売頻度を一回限りのサブスクリプションで販売する
抽選販売にする商品のページでは100%割引にすると価格が0円と表示されるため当選時の金額はしっかり明記するようにしましょう。
1回目の定期購入を100%割引(つまり0円)とする理由は、支払いを終えた落選者をキャンセルしたとき、大量のキャンセルである場合クレジットカード会社から不正とみなされてしまうためです。
また抽選販売に応募するために応募者は全員自身のカード情報を入力しているためこのフェーズで抽選対象者のカード情報をECサイトで保管が行えます。
サブスク商品の場合、サブスク商品の購入頻度の設定を行えます。抽選販売の場合は一度しか販売しないためこの購入頻度を最初の一度のみに設定にしておきます。
②抽選後、落選者のサブスクをキャンセルして当選者のみ課金する
当選者を抽選した後にまず落選者のサブスクを全てキャンセルします。そして当選者のみ2回目のサブスクリプションの支払いを確定にして課金を行います。
このとき2回目の購入となるため100%割引が適用されることはなく当選者の登録したクレジットカードに商品の代金が請求されます。
これであとはクレジットによる代金の支払い完了後、商品を当選者に発送することでShopifyでの抽選販売が完了します。
サブスクAPIを利用したクリエイティブなアプリのリリースにも期待!
これまでShopifyで抽選販売を実装するためには当選者への購入権利の連絡の手間や当選者が購入しなかった場合の購入の機会損失などの課題が挙げられていました。特にこれはグッズ販売などを中心に行っているストアの頭を悩ませてきた問題でしたがこの2つの問題は今回ご紹介した方法で全て解決するでしょう。
なお今回ご紹介した方法はShopify上で抽選販売を行う方法を紹介しました。これを機にもしかすると今後はサブスクAPIを利用した抽選販売などのアプリも登場するかもしれませんね。ShopifyのサブスクAPIを利用したクリエイティブなアプリがリリースされる今後の展開にも期待ができそうです。
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