Shopifyでの複数ストア運営が事業拡大の鍵!Plusプランを使うメリットも紹介

ShopifyでECを運営している担当者であれば、ターゲットやブランドごとに販売チャネルを持つことで売上げを伸ばしたいと考えたことがあるかもしれません。しかし、複数のサイトを運営する場合、ECサイトの運理コストや在庫管理など、様々な問題もあります。

この記事では、複数ストアを運営するメリットだけでなく、Shopifyを使って複数ストアを運営するメリットもご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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Shopifyで複数ストアの運営は可能か?

ECサイトのイメージ写真

Shopifyで複数ストアの運営をしたいと考えた場合、問題となるのはShopifyのシステム自体が対応しているかどうかでしょう。Shopifyでは最大で10のストア運営が可能です。では、Shopifyで複数ストアを運営する方法を説明します。

ストアごとに月額料金を払って運営する

Shopifyで複数ストアの運営をする場合、料金はストアごとに加算されます。ストアを増やすごとにアカウントを作成して契約する必要はありませんが、出店数に応じてコストがかかる点には注意が必要です。
なお、ストアごとにプランの設定を変えることができますので、ストアの成長に合わせて変えていくのもいいでしょう。また、越境ECのように言語や通貨が異なるものの商品やストアのデザインが全く同じであれば、複数店舗割引の対象になる場合もあります。

Shopifyの月額料金や費用を抑えるコツはこちらの記事をご覧ください。

Shopify Plusで複数ストアを作成する

Shopify Plusを使えば、ストアごとに追加料金がかからず複数の店舗を運営可能です。通常のプランよりもコストはかかりますが、10店舗まで無料でストアを作成できますので、トータルコストが低くなる場合もあります。また、Shopify Plusならではの、複数ストア運営のメリットも。詳細は後述します。

そもそもShopify Plusとは?通常プランとの違いやPlus限定機能の活用事例をご紹介。

Shopifyで複数ストアを作成する方法

下記の手順で、2店舗目以降のストアを作成できます。

  1. Shopifyの管理画面に入ります
  2. アカウントを選択
  3. 「ストア」メニューから「別のストアを作成」

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複数ストアを運営するメリット

手間やコストがかけてまで複数のストアを運営する意味はあるのか、と迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、複数のストアを運営することで得られるメリットについて、ご紹介します。

売上アップが期待できる

ネットショッピングを楽しむ男女のイメージ

複数のストアを運営する一番のメリットは、売上アップが期待できることです。単純に同じ店を出店するのではなく、ターゲットを分けた商品構成にすることで、これまで顧客でなかった層を取り込むことができるでしょう。

例えば、男性向けのスポーツ用品を扱うECが、女性向けのスポーツ用品を扱う別のECを始めれば、今まで男性のみだった顧客層が広がります。売上げが2倍になるわけではありませんが、仕入れ先のパイプもありますし、サポートグッズなど重複する商品もあるので、2店舗目の準備もスムーズにできるでしょう。

単一ストア運営のリスク回避

単一ストアの運営リスクを回避できることも、メリットのひとつです。オンラインストアもWEBサイトのひとつである以上、SEO上の仕組みから逃れられません。ですから、検索上位にストアがある状態であれば売上げが期待できますが、SEOの仕様変更で検索表示結果を上げられないことも起こり得ます。

また、近年であれば顧客とのささいな行き違いがトラブルに発展し、SNSなどで拡散されてしまう可能性もあります。ほかにも、取扱商品のブームが終わるなど、急激に売上げが低下することもあり得ます。

ですが、複数ストアを運営していれば、片方のストアが低迷しても、もう片方のストアが売上げを支えてくれるかもしれないのです。

越境ECと分けて運営できる

例え商品ラインナップが同じでも、訪問者が日本人か外国人かで言語や価格表示、送付方法も異なるため、ECプラットフォームによっては同じストアで対応するのは非現実的なケースもあります。そういった点からも、越境ECを立ちあげたい運営者にとって複数ストアの運営はメリットとなります。

なお、ECプラットフォームの1つであるShopifyは、言語や通貨など、海外展開に対応する仕組みが整っており、越境ECに強いことでも知られています。
下記の記事でShopifyの越境EC設定方法・成功事例も紹介していますので合わせてご覧ください。

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複数ストアを運営する注意点

複数のストアを運営する場合、課題がないわけではありません。出店前に検討すべきことから、運営で注意すべきことまで様々です。ここでは、複数ストアを運営する注意点をご紹介していきましょう。

リアル店舗とデータを連動させる

リアル店舗のイメージ

運営者様の中には、ECサイトだけでなくリアル店舗も運営されている方もいるでしょう。この場合、両店舗の商品在庫などを連動させる必要がありますし、売上げや顧客情報なども一括管理すべきです。ですが、この作業を人力でリアルタイムに行うのはかなり非効率で、入力ミスやタイムラグで在庫切れなどのトラブルが発生することも懸念されます。在庫管理システムの導入を検討してみると良いでしょう。

Shopifyのストアを利用中なら、「Shopify POS Pro」の導入もおすすめです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ストアごとに明確な目的や戦略を持つ

複数のストアの運営をする前に、明確な出店目的や販売戦略を立てることも重要です。いくら売上増加やリスク回避のためとはいえ、明確なプランがない場合、新規ストアを出店すべきではありません
なぜ複数ストアを運営しなければいけないのか手間やコストに見合ったリターンはあるのかなど、勝算のある出店目的や販売戦略を準備しておく必要があるでしょう。

競合の少ない市場を選ぶ

複数ストアの運営に限ったことではありませんが、出店するなら競合の少ない市場を選ぶことも大切です。出店してみたいと思うジャンルにチャレンジすることも大切なモチベーションですが、ライバルの多い市場に参入するのであれば、何らかの勝算が必要でしょう。

在庫の重複や欠品に注意

複数ストアの運営で注意すべきなのが、商品の重複や欠品です。在庫管理のシステムが異なれば、補充した商品の入力を片方だけにしてしまうかもしれませんし、一つ目のストアの購入で商品の在庫が無くなったにも関わらず、二つ目のストアで販売中のままになってしまうかもしれません。
商品が重複しても在庫を抱えるだけですが、万が一ストアで在庫切れの商品を購入した顧客がいれば、機会損失をするだけでなく、信用を失うことになります。

配送コストや配送時間も注意

配送コストや配送時間がストアによって異なる場合も注意が必要です。同じジャンルでターゲットが違うくらいの差であれば同じ配送コストや配送時間に設定してしまうことができますが、鮮度を売るにする商品や越境ECなどと組み合わせている運営する場合はそれぞれに合わせた配送設定が必要です。

なお、Shopifyの配送料設定方法を詳しく解説した記事もありますので、ぜひご覧ください。

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Shopify Plusで複数ストアを運営するメリット

Shopifyplus公式サイト

Shopifyで複数ストアの運営をするのであれば、多数のメリットがあるShopify Plusプランを使うことをおすすめします。Shopify Plusは、通常のベーシック、スタンダード、プラミアムの上位に位置するプランです。月額料金は高くなるものの、複数ストアを運営する場合はメリットも多くあります。

複数ストアの商品を一元管理できる

Shopify Plusでは、複数ストアの商品を一元管理できるメリットがあります。また、Shopify POS Proを使うことで、リアル店舗との連動も可能です。

商品受け取りの実店舗を複数設定できる

Shopify POS Proでリアル店舗と連動させる場合、商品の店舗受け取りが可能になります。送料などをかけたくない顧客にとっては、嬉しいサービスです。もし、リアル店舗が複数あった場合でも、店舗ごとに受け取り設定が可能です。

最大で10店舗までストアを作れる

単一のストア運営ではShopify Plusのコストは高く感じるかもしれませんが、複数ストアを運営する場合は逆にリーズナブルです。通常のプランでは、ストアを追加するごとにプランを決めて料金を支払う必要があります。ですが、Shopify Plusであれば、最大10店舗まで無料でストアを作成可能です。

登録スタッフアカウントが無限

複数ストアを運営するのであれば、スタッフの増員も必要になるでしょう。Shopify Plusでは登録スタッフのアカウント作成数に制限がないので、必要に応じてアカウントを作成できます。もちろん、同時にストアの管理画面にログインできるので、並行して作業することも可能です。

ストアごとに異なるユーザ権限を設定可能

スタッフの増員だけでなく、ストアごとに異なるユーザ権限を設定することも可能です。スタッフ全員に同じ権限を持たせた場合、ストア運営が煩雑になりかねません。どのスタッフにどのストアのどこまでの権限を付与するのか整理した上で、適切に設定して管理を行いましょう。

Shopify専任のサポートがつく

Shopify Plusを利用する場合、ストア作成時に専任のサポートを受けることができます。サポートのアドバイスを受けながら、ストア作成を行いましょう。

セキュリティレベルが高い

「2段階認証」など、セキュリティレベルが高いことも、Shopifyで複数ストアを運営するメリットです。
また、通常のセキュリティに使われる「2段階認証」は、コードや生体認証を利用するタイプが多いため、限定的なスタッフだけしかログインできず思うような運用ができない場合があります。ですが、Shopifyの2段階認証では任意のスタッフ全員を登録できますので、スムーズな対応が可能です。

Shopifyのセキュリティ対策について詳しくはこちらもご覧ください。

BtoBサイトの運営も可能

Shopify Plusの機能拡張を利用することで、BtoBストアの運営も可能です。通常の国内販売や越境ECの場合、顧客はあくまで個人ですから、コンスタントに購入してもらえるわけではありません。ですが、相手がビジネスユーザーであれば、毎月定期的な大型受注が見込めます。

BtoBにおすすめのShopify Appと活用事例について、詳しくはこちらもご覧ください。

複数ストアを運営して売上げ増加やリスク回避をしよう

今回ご紹介したように、Shopifyは複数ストアの運営にメリットとのあるサービスです。現在、単一ストアを運営中の事業者様も、今後の事業拡大計画の中で将来的に複数ストアの運営をする可能性が出てくる場合もあります。将来性を考えて、応用性の高いShopifyを利用するのも選択肢のひとつと言えるでしょう。

Shopify PlusパートナーであるWEBLIFEのBiNDecが、Shopifyでの複数ストア運営の力になります。豊富な知見と実績で、御社に最適な提案をご用意いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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POINT

  • Shopifyで複数ストア運営は「ストアごとに月額料金を払う」か「Shopify Plusプランの選択」
  • 複数ストアの運営にはリスクもあるので、事前に計画を立てた上で運用開始する
  • Shopify Plusでの複数ストア運営は、高い運用面の利便性やセキュリティ性に期待できる

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